2022年5月22日(日)プロフェッショナル修斗後楽園ホール大会のカードが正式発表された。
苦節13年。見事、第10代環太平洋バンタム級王者に輝いた小野島恒太(CWD)の初防衛戦が早くも決定した。
挑戦者は因縁の石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)。両者は2021年10月インフィニティリーグ公式戦で対戦し、ジャッジ3名が1Rを小野島、2Rは石井を支持し、0-0のスコアレスドローとなった。両者共にリーグ戦を無敗で終えたが、勝ち点で上回った石井が優勝。当時環太平洋王者だった“怪物”安藤達也(フリー)への挑戦権を獲得するも、石井は安藤の猛攻にあい最後は肩固めを極められ砕け散った。
その後、石井は3月の後楽園ホール大会で“激闘王”石橋佳大(ZEEKジム)と対戦し、目まぐるしいグランドの展開から電光石火のリアネイキドチョークで見事な一本勝ち。2度目となるタイトルショットのチャンスを手繰り寄せた。
一度はベルト取りに失敗したが捲土重来を期して挑む石井と苦節13年で初のタイトルを奪取した小野島。今回はインフィニティリーグとは違い3R制で行われ、ベルトをかけて決着をつける時が来た。因縁の戦いに終止符を打つのは、小野島か石井か。
そして、得意の打撃でKOの山を築き、9連敗からの5連勝で世界ランキング1位にまで昇り詰めたストロー級注目の男・新井丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)が参戦。SNS上で再三に渡り挑発し続けた元世界王者・黒澤亮平(パラエストラ松戸)との対戦がいよいよ実現する。
両者が顔を合わせた後楽園ホールのリング上では、普段は冷静沈着な黒澤が「修斗の恥」とまで言い切り、爆発寸前の感情をぶつける一幕もあり、早くも緊張感MAXのピリピリムード。地獄の底から脅威のV字回復で今やトップコンテンダーに君臨する新井が黒澤を葬り去るのか? それとも黒澤が返り討ちにするのか? 互いの舌戦にも注目だ。
その他、小野島との環太平洋戦に敗れた藤井伸樹が早くも復活。新“津田沼の特攻隊長”齋藤翼(総合格闘技津田沼道場・FIGHTFARM)との再戦が決定。
そして初代アトム級王者を決めるインフィニティリーグ公式戦も中盤に差し掛かり、優勝候補と目される“格闘ジャンヌダルク”久遠(勝ち点4/ZERO)と、レスリングエリート・澤田千優(勝ち点2/AACC)が早くも激突。ブランクがありながらも初戦で1Rに一本勝ちをした久遠がポイントでは有利。澤田は最低でも勝ち点をゲットしたいところだ。インフィニティリーグの行く末を占う最大のヤマ場を向かえる。
復活のベテラン・阿部マサトシ(AACC)が世界ランカー・木内“SKINNYZOMBIE”崇雅(和術慧舟會GODS)に挑む一戦など注目のカードが並んでいる。同大会のチケットは4月9日(土)より一般販売開始となる。
プロフェッショナル修斗公式戦 2022 Vol.3
PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.32022年5月22日(日)後楽園ホール[開場]17:15 [開始]18:00 ※開場中にオープニングファイト実施予定
[決定対戦カード]
▼環太平洋バンタム級チャンピオンシップ 5分3R小野島恒太(王者・初防衛戦/CWD)石井逸人(挑戦者・同級3位/TRIBE TOKYO MMA)
▼ストロー級 5分3R新井 丈(同級世界1位/キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)黒澤亮平(同級世界3位/パラエストラ松戸)
▼バンタム級 5分3R藤井伸樹(同級世界3位/ALLIANCE)齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場・FIGHTFARM)
▼インフィニティリーグ2022女子アトム級 5分2R久遠(勝ち点4/ZERO)澤田千優(勝ち点2/AACC)
▼ストロー級 5分2R木内“SKINNYZOMBIE”崇雅(同級世界5位/和術慧舟會GODS)阿部マサトシ(AACC)