MMA
レポート

前田吉朗が引退興行で盟友・後輩・師匠と涙のハードエキシビション「皆さんの顔を見て『ありがとうございました』と言えることを誇りに思います」

2022/04/11 06:04

潤鎮魂歌が足関節からトップ奪取、MG眞介、フェルナンドが鮮烈TKO勝ち

▼ストロー級 5分3R
○潤鎮魂歌(HARVEST)52.20kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×木戸脇広樹(GSB MACS)52.15kg

 潤鎮魂歌は2年5カ月ぶりの再起戦。2019年は4月に永井美自戒にスプリツト判定勝ちも、同年11月に川原波輝に1R TKO負け。

 対する木戸脇は、2017年4月から2021年7月まで4連勝も、2021年12月に中村真人にスプリット判定負けで初黒星を喫した。

 1R、ともにサウスポー構え。右ジャブから左ローを対角線で蹴る潤。木戸脇も左ローを蹴るが、ダブルレッグから引き込んだ潤鎮魂歌が足関節に。後ろを向いて足を抜こうとする木戸脇。ヒザは抜けているが、なおも外掛けで組み直す潤鎮魂歌が上に。ストレートフットロックからサドルを狙うと、足を抜こうとする木戸脇から上を奪う。

 再度、右足首を脇に挟み後転から引き込みに。そこで前転して潤鎮魂歌のバックから両足首を掴み、草刈で前方に倒す木戸脇がダブルレッグテイクダウン。

 下になる潤鎮魂歌は再び右足を掴みサドルに組んで内がけでヒールフック狙い、左足をその中に突っ込む木戸脇に今度は外掛けヒールに切り替える潤鎮魂歌。

 ヒザ裏を合わせてベリンボロ狙いから、右足を伸ばしてヒザ十字へ移行。立ち上がろうとする木戸脇の背中に跳び乗り、たすき狙いも着地すると、背後からカニ挟みテイクダウン。再び内ヒールを極めに。蹴り上げでヒザを抜き、潤鎮魂歌の足首を掴んでをサドルを組ませない木戸脇。

 2R開始前に頭に両指を当てて一休さんのように集中する潤鎮魂歌。ともにジャブの刺し合いから左ローを当てる木戸脇。さらに左を振るが潤鎮魂歌は遠い間合い。頭を上下させながら前手の右を振る。

 木戸脇の左にダブルレッグ。そのまま引き込む潤鎮魂歌。右で差して上を取り返すと、再び外がけから外ヒール狙い。外足を手で外す木戸脇。回転して潰して左のパウンド3連打! しかし潤鎮魂歌も組んでいるヒザを伸ばして上に。そこにダブルレッグテイクダウンは木戸脇! 今度は中腰から蹴ると、潤鎮魂歌は寝たまま蹴り狙い。

 ブレークからスタンド再開。左ロー当てる木戸脇に身体が流れる潤鎮魂歌。しかし前に出る木戸脇に右ジャブをダブルで刺す。

 3R、ダブルレッグテイクダウンは潤鎮魂歌。それをがぶる木戸脇に潜りから右足を抱えてスイープし上に。蹴り上げの木戸脇の左足を掴んで内ヒールへ。足を抜く木戸脇にトーホールド、体を離す木戸脇。下の潤鎮魂歌の足に上から蹴る木戸脇。

 ブレーク。スタンド再開。右前蹴りの潤鎮魂歌に組みに行く木戸脇。組んで離れる潤鎮魂歌。左ストレートの木戸脇の打ち終わりにダブルレッグからまたも引き込みは潤鎮魂歌。足を効かせようとするが、そのヒザを内側から押さえ、左側にパスしようとする木戸脇。インバーテッドガードの潤鎮魂歌も潜りから左足にサドルロックから内ヒール狙いへ。

 ヒザを抜いた木戸脇に先に立ち上がり左右を突く潤鎮魂歌。そこに同じようにシングルレッグに入る木戸脇も切る潤鎮魂歌。残り1分。左右ローは木戸脇。潤鎮魂歌のダブルレッグを切り、潤鎮魂歌はガードで下に。そこにジャンピングフットスタンプを打つが、潤鎮魂歌も足を効かせ、右足を掴み、上体を立てて上を取り返し左手でパウンドを打ちゴング。

 判定は3-0(30-27×2, 29-28)で下になるも足関節からのトラジッションで上を取り返した潤鎮魂歌が勝利。試合後、亡くした愛犬の写真とともに記念撮影に収まった。

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