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2022年4月10日(日)、大阪・梅田ステラホールにて『DEEP CAGE IMPACT IN OSAKA 2022』が開催された(※夜の部は17時から、前田吉朗が「引退試合」。試合の模様は、ツイキャス PPV生配信にて生配信される)
メインイベントでは、注目のフライ級で、柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)が2年10カ月ぶりの復帰戦に臨んだ。柴田はMMA16勝7敗。寝技を武器に連勝も、2016年4月の和田竜光とのフライ級王者決定戦で判定負けし、2018年4月には階級を下げてストロー級で王座を狙うも越智晴雄に判定負け。2019年6月の神龍誠との「フライ級暫定王者決定戦」でも判定負けしており、あと1歩のところで王座に届いていない。RIZINジャパンGP開催も噂されるフライ級で、悲願の王座獲得を再び目指す。
対する渋谷カズキ(高本道場)は、MMA8勝9敗1分。柴田同様に強いグラップリングを武器に、2019年11月から4連勝。しかし、2021年2月の藤田大和との暫定王者決定戦でカーフキックを効かされ、3R、サッカーキックによりTKO負け。フライ級のベルトを逃している。2021年9月の前戦では元ストロー級王者の越智晴雄にテイクダウンを受けて下になり判定負け。柴田、渋谷、ともに極めも防御も強い両者のスタンドがキーとなりそうだ。
▼第7試合 DEEPフライ級 5分3R
○柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)56.80kg
[3R 1分10秒 三角絞め]
×渋谷カズキ(高本道場)57.15kg
1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブを突く柴田。互いに右ロー。引き込み気味に足関節を狙おうとした渋谷に、脇を差し上を取る柴田。ハーフガードの渋谷の顔を剥がして寝かせる柴田に。右足に外がけから足関節狙い。回転して抜いた柴田は体を離す。下の渋谷は涅槃のポーズで挑発。ガードの中に入ってきた柴田をリバーサルした渋谷が上になるも、柴田は足を跳ね上げスイープ!
2R、左で飛び込む渋谷がシングルレッグでテイクダウン。しかし足を効かせ立ち上がる柴田。左インローを蹴る渋谷から組んで左で差すが、右で小手に巻いて得意の払い腰は柴田! しかしこの際で上を取るのは渋谷。
下の柴田はオモプラッタで2度回転させると、渋谷はヒザ十字狙い。伸ばさせない柴田が足を抜き上に。ハーフから右脇にを入れ肩固め狙い。さらにバックコントロールから4の字バックに巻き、リアネイキドチョーク狙い。さらに腕十字狙いも渋谷はヒジをずらして凌ぐ。
3R、右を振って前に出る渋谷が足を手繰ると、柴田は下から電光石火のキムラ狙い。さらに三角絞めに移行しタップを奪った。
2019年4月以来の勝利、2016年3月の赤尾戦以来の一本勝ちを決めた柴田は、「1Rでヒジを亜脱臼してしまい、すみません。3年ぶりモンキー帰ってきました。フライ級のGP、DEEPであるんですかね? 佐伯さん、自分出させてもらえればいい仕事できるんでよろしくお願いします。練習仲間、サポートしてくださった皆さんの声援に答えたいと思って頑張りました。また大阪に足を運んでください」と笑顔でアピールした。
▼バンタム級 5分3R
○雅 駿介(CAVE)
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×中本龍平(BLOWS)