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【THE MATCH】「過去に東京ドームでやったエンターテインメントの記録を全部抜いてやる、そのつもりで行く」(榊原RIZIN CEO)、中村K-1プロデューサーと伊藤RISE代表は継続についての見解

2022/04/08 02:04
【THE MATCH】「過去に東京ドームでやったエンターテインメントの記録を全部抜いてやる、そのつもりで行く」(榊原RIZIN CEO)、中村K-1プロデューサーと伊藤RISE代表は継続についての見解

『THE MATCH』と銘打たれた立ち技格闘技の祭典。他のカードも注目される

 2022年6月19日(日)東京ドームで決定したRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の“世紀の決戦”。2021年12月24日の対戦発表以来となる『THE MATCH 2022』の記者会見が、4月7日(木)に行われた。


 会見では、中村拓己K-1プロデューサー、伊藤隆RISE代表、榊原信行RIZIN CEOが大会実行委員会を結成することも発表された。


 このビッグマッチにどのような意気込みで臨むのか。伊藤RISE代表は「こういう試合は、今後6月19日をやってみないと分からないですが、1年に一度とか2年に一度とか3年に一度でもいいですけれど、集大成としてそういうものでどんどん盛り上げていけたら日本格闘技の再燃のスタートになるだろうし。私も実行委員会として真摯に務めて全力を入れてやっていきたいと思います。また、参戦する選手たちと共に盛り上げていきたいと思っています」と、数年に一度のビッグマッチとして継続していきたいと述べた。


 それに対して中村K-1プロデューサーは「自分の場合は期間とか期限を考えてやるイベントではないのかなと思っていて。武尊選手と那須川選手のカードを実現させたいという、このカードがあったからTHE MATCH 2022という舞台が出来たと思っています。THE MATCH 2022という年度が入っていますけれど、またファンの皆さん、選手の皆さんがこのカードをどうしても見たいんだと、そういう想いや熱を持ってもらえるような選手とかカードが出てきたタイミングでこういったイベントをやるのがビッグイベントの意味があると思っているので。

 ビッグイベントありきでカードを組んだりとか、それで最初にやった大会より2回目3回目がしぼんでいくのは、僕は過去の格闘技ブームが去っていった反省点だと思っているので、熱がうまれる選手・カードが出来た時にこういうイベントをやるのが一番いいんじゃないかなと思っています。なのでもしかしたら2~3カ月後にやるかもしれないし、1年後かもしれない、10年後になるのか分からないです。でも次にこのTHE MATCHという夢の舞台を作る時は武尊選手・那須川選手を超える選手・カードが生まれた時にやるべきなんじゃないかなと僕は思います」と、那須川vs武尊を超えるようなカードがなければやるべきではないとの見解を示した。


 榊原RIZIN CEOは今後のことではなく「さっき武尊選手も格闘技がメジャースポーツに追いつき追い越せ的なことをお話しされていましたけれど、天心が言ったように東京ドームは他のコンサートとかで使われて凄く熱狂を生み出す装置だと思います。せっかくこの2人が戦うのだから、それで格闘技界がひとつになってやるのだから、過去に東京ドームでやったいろいろなエンターテインメントの記録を全部抜いてやる、そのつもりで行こうと。

 興行のチケット単価もそうだし、会場に入るキャパも東京ドームに過去こんなに入ったことないよってくらいいろいろ工夫してお客さんに入ってもらえるようなことを考えたいし、当日の演出も含めてこの2人が人生を懸けて戦うにふさわしい舞台・演出、最高の総合的なエンターテインメントとして評価してもらえるようなものをみんなで作れたらないいなと、そう思っています」と、今大会で“伝説”を作りたいと語った。

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