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【THE MATCH】那須川天心vs武尊、会見での全発言「何が何でも僕が絶対に勝つ」(那須川)「最高の勝ち方で最高の勝利をする」(武尊)

2022/04/07 22:04
【THE MATCH】那須川天心vs武尊、会見での全発言「何が何でも僕が絶対に勝つ」(那須川)「最高の勝ち方で最高の勝利をする」(武尊)

RIIZN大晦日大会以来の顔合わせとなった那須川と武尊

 2022年6月19日(日)東京ドームで決定したRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の“世紀の決戦”。2021年12月24日の対戦発表以来となる記者会見が、4月7日(木)に行われた。

 会見には両選手と大会実行委員会のメンバーとして中村拓己K-1プロデューサー、榊原信行・株式会社ドリームファクトリーワールドワイド(RIZIN運営会社)代表、伊藤隆RISE代表の3名が出席。

 2021年大晦日のRIZINで顔を合わせて以来となった那須川と武尊。前回の記者会見から4カ月が経ち、改めて決戦へ向けて意気込みを語った。以下、その全文。


――両選手からひと言ずつ。

武尊
「試合の詳細がいろいろ決まってきて、試合に向けての練習も減量も調整も進めている段階で。この試合に期待してくれている人たちが盛り上がっているのを感じているし、それをパワーに変えて練習を頑張っているので、6月、最高の勝ち方で最高の勝利をするので応援してもらえたら嬉しいなと思います」

那須川
「ここまできて言うことも特にないですし、絶対に勝ちます。必ず勝ちます。何がなんでもどんな結果になってもファンのみんなを信じて僕が必ず勝つので。本当にキックの最後の試合というか、僕の人生の中でも一番大きいことだと思うし、何が何でも勝ちます。それだけです」

――それぞれの前哨戦(那須川は4月2日の風音戦、武尊は2月27日の軍司とのエキシビションマッチ)の感想は?

武尊
「僕はまだ試合を見れていないので。対策をやる前に自分を強くなる練習するので。これから試合を見たいと思います」

那須川
「ご覧になりました。でも全然別に。武尊選手の場合は公式な試合ではなかったので、何もあの試合があったから何が、というのは変わってないです」


――どんな人とスパーリングしたい、どんなところでキャンプをはるとか、今後のトレーニングの予定は?

武尊
「対策としてボクシングを取り入れています。いつも試合の2カ月前はそういう新しいトレーニングを取り入れて、ラスト2カ月はいつもと同じ練習をやるのがルーティンなので。そういうスケジュールでやりたいと思います」

那須川
「いつもと同じです。何も変わることないですし、自分を応援してくれる人だったりとか、信じてくれる人を信じて、自分自身をしっかり信じて戦いたいなと思っています」

――武尊選手が希望していた延長無制限が延長1Rになったことは?

武尊
「決まったルールはそれに合わせるだけなので、今回は3分3R延長1Rに合わせて調整していくだけなので。僕が言った完全決着ルールはこの試合で出来ることが決まったので嬉しいし、天心選手が前回の会見で言いましたが、延長に行く必要のない試合をすればいいだけなので、3分3Rの中でKOで倒します」


――チケット代がリングサイド300万円という破格の価格。この価格を聞いた時の感想は?

武尊
「いや、高いと思いましたけれど(笑)。でも、この試合はそういう価値として付けてくれたのは嬉しいことだし、それに見合った最高の試合をして勝つと決めました。値段も値段なので知り合いとか友だちとかは前の方で見れないのは悲しいなと思いましたけれど、それがこの試合に付けてもらった価値だと思うので、それに見合った試合をしたいと思います」

那須川
「ちょっと子供に優しくないなと思いましたね(笑)。僕は小さい子とかすげえ来て欲しいなっていうのがあったんですけれど、でもこの試合にこういった価値があるんだぞっていうのをみんなに知ってもらえたら嬉しいと思うので。最終的にはこの試合で歴史の教科書に載りたいなと思いましたね」

――対面するのは昨年の大晦日RIZIN以来。改めて相手と顔を合わせて印象が変わった部分は?

那須川
「いや、特に変わることはないですが、お互い気持ちが入ってきているんじゃないかなって感覚だけですね」

武尊
「僕も特に変わってないし、なるべく試合前は対戦相手を見たくない、スイッチが入りすぎちゃって気持ちが入りすぎてしまうので、なるべく気持ちを沈めて試合を迎えたいので、もう試合前日まで会わなくていいかなと思います」


――天心選手の方から歴史の教科書に載りたいとの言葉があった。武尊選手はどうなりたいとのビジョンがある?

武尊
「僕が格闘家として生きた証明になると思って、自分が今までやってきたこと、一緒にやってきた仲間、K-1、格闘技界、全てを背負って僕は試合をしようと思うので、僕が格闘家として生きた証をこの試合に勝って作りたいと思います。勝敗だけでなくこの試合をやることによって、格闘技界がさらにもっと盛り上がって変わっていくと思うので、それが未来につながっていくと思うし、格闘技を野球やサッカーやバスケのような一般のスポーツと同じか、それ以上に日本中、世界中が注目するスポーツにしていきたいと僕はK-1に上がってからずっと言っているんですけれど、それが出来る試合だと思って。そのためにも僕が勝って未来を切り開きたいと思います」

――団体対抗戦、垣根を越えた試合の話があった。自分たちの団体から出て欲しい選手は?

武尊
「あまり自分以外の試合のことは口にしたくないけれど、K-1代表としてK-1王者は全員みんなで一緒に戦いたいなと思います」

那須川
「同じく王者全員出て欲しいなと思いますし、求心力のある、しっかりと自分たちを持っている選手たちに出て欲しいなと思います」


――フジテレビ広報ですが、フジテレビの生中継が決定したということで多くの視聴者が見ると思うので、視聴者の皆さんへメッセージを。

那須川
「自分がテレビでの試合が最後放送されたのが大晦日のRIZIN以来なので、それから時は経ったと思うので、新たな舞台というか新しい団体というか、こういう形でテレビで試合が出来ることを嬉しく思います。テレビだけでなくいろいろなところで放送されるわけじゃないですか。どこで見られるかは僕は意識してないですけれども、団体も一緒になったし、テレビもいろいろなところで放送されるし、みんな仲良く出来てきている、近付いていると思うので、引き続き試合前から試合後までしっかり見て欲しいなって思いました」

武尊
「地上波で試合をしたいというのは僕がK-1に出た時からずっと言っていることで、地上波のゴールデンタイムに格闘技を戻すことを目標に持ってこの何年間かやってきて。K-1はずっと地上波がなかったのでやっと地上波で試合が出来るのは凄く嬉しい。地上波でやって嬉しいという意味としては、見ようと思っている人だけではなく、たまたまチャンネルを回した時に面白そうだと思って見てくれる人もいるだろうし、今まで格闘技に興味がなかった人がたまたま見たことによって格闘技にハマってくれたり面白いと思ってくれたりすることが地上波の凄さだと思う。その意味で今回フジテレビで今回生中継してもらえるのは本当に嬉しくて、そこで試合を見てもらえるのが本当に嬉しいので、初めて見るような人たちにも格闘技最高だなと思ってもらえる試合をして必ず勝ちます」


――決戦の舞台が東京ドームになったことにはどう思っている?

武尊
「嬉しいですね。東京ドームで格闘技をやるのは特別なことだと思うし、特に軽量級で東京ドームのメインイベントでやるっていうのは無かったと思うので、それだけに注目とみんなの期待が東京ドームに連れて行ってくれたと思うので、東京ドームに恥じない最高の試合で勝ちます」

那須川
「僕は昔、コンサートとかで東京ドームに行かせてもらった時に凄く羨ましくて。いろいろな試合を見に行ったとしても、一番注目されるのってドームの興行とかはプロレスとかもやっているし、何で格闘技、キックボクシングは出来ないんだろうっていう。後楽園ホールが隣にあって、その日にドームでいろいろイベントをやっていて、その時に凄く悔しくて。後楽園ホールもなかなか埋まらなかったのに、ドームはなんでこんなに盛り上がっているんだっていうのが自分の心の中にありました。それがまさかこの年でというか、キックボクシングを15歳からやって今23歳なんですけれど、この間でこれだけキックボクシングと共に成長することが出来たっていうことを、自分の心の中で思ったというのが一番の僕の東京ドームに対しての想いです。あとは、僕はアニメが好きなので『刃牙』っぽいいなと思いました」


――相手へのメッセージは?

武尊
「ないですね。あとはリングで殴り合って蹴り合ってどっちが強いかを決めるだけなのでもう言うことはないです」

那須川
「ありきたりですけれど、お互いしっかりと仕上げて最高のパフォーマンスをしましょう、と。それだけを思っています」

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