那須川天心vs風音は1Rが勝負のカギ
――風音選手と天心選手が同じ大会で戦うじゃないですか。風音選手の良さみたいなものって戦ってて感じる部分はありました?
「良さって言うか惹きつけますよね。人を惹きつける戦い方があります。天心くんにも言ったんですけど、今回天心くんがアウェーみたいな状態じゃないですか。『天心がKOするんでしょ』みたいな流れはあるけれど、1Rが終わった時点で接戦になれば声援もそうですし、観客の見方が変わりますよね。そういう試合の流れを変える力を彼は持ってると思うんで」
――長引いてくると、ひょっとしたら風音選手が有利になる可能性もある?
「あるんじゃないですかね。スタミナ的にも天心くんが3Rずっと攻撃してるってのはあんまりないですし、だから自分の予想では1Rで終わるか3Rまで長引くか、どっちかですね」
――3Rまで長引いたら風音選手が逆転する可能性もある?
「あり得るかもしれないし、だから本当に1R次第ですよね。1Rが本当勝負のカギだなと思いますね。1Rから行くパターンの天心くんって最近なかったじゃないですか。内藤選手とか江幡選手の時みたいに1Rから倒しに行って効かせて。そしたらもう流れが『やっぱ天心強いんだな』って流れになるので、そこは本当に重要だなって」
――最近、以前一緒に練習してた佐藤天選手とか、同じRISEで戦ってる小林愛三選手がGLORYで戦ったり、周囲の選手が海外で戦ってるじゃないですか。志朗選手は元々タイで戦ってたので、海外で戦う大変さってよくわかってると思うんですけど、周囲の選手の海外での活躍っていうのは刺激を受けたりしますか?
「刺激はありますね。海外で挑戦してアウェーで結果は残せる残せないにしても挑戦するのは良いですね。自分も海外で戦ってみたいなって思いました、愛三選手とか見て」
――チャンスがあればGLORYとの対抗戦にも名乗りを上げたい?
「階級を作ってくれるんだったら全然自分は海外に行っても大丈夫なんで、挑戦したいです」
――体重は何kgまでなら大丈夫ですか?
「何kgを作ってくれるかですよね(笑)。60kgは無理です。57~58kgだったら飲むしかないですよね、あっちに行けるんだったら」
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「4月2日、本当に約10年かけて自分と江幡選手のストーリーがやっと完全決着で終わると思うんで、しっかり勝ってこのストーリーを終わらせたいと思うので、ぜひ応援よろしくお願いします」