MMA
レポート

【UFC】ヘビー級ブレイズがドーカスを右で沈める、女子フライ級でグラッソが3連勝、カラ・フランスが無敗アスカロフに判定勝ちで王座挑戦アピール

2022/03/27 12:03

▼フライ級 5分3R
〇カイ・カラ・フランス(ニュージーランド)24勝9敗(UFC7勝2敗)※UFC3連勝
[判定3-0] ※29-28×3
×アスカー・アスカロフ(ロシア)14勝1敗1分(UFC3勝1敗1分)

 フライ級2位のアスカロフと、6位のカラフランス。

 ロシア・ダゲスタン共和国出身のアスカロフのセコンドにはマゴメド・マゴメドフがつく。UFCデビュー戦はブランドン・モレノ相手にドローだったが、そこからティム・エリポット、アレッシャドリ・パントージャ、2021年3月の前戦ではジョセフ・ベナビデスに判定勝ちし、3連勝。14勝1分といまだ負け無し。

 対するカラフランスは、RIZINで和田竜光に判定負け後、MMA8連勝。UFCでは6勝3敗。2020年9月にブランドン・ロイヴァルにギロチンチョークで敗れたものの、2021年3月にホジェリオ・ボントリンを1R TKOに降すと、12月にフライ級初戦となるコーディ・ガーブラント戦も1R TKO勝ちで2連勝中だ。

 1R、右ローのカラフランスがシングルレッグでテイクダウン。カラフランスは蹴り上げも足をさばいたアスカロフがバックから4の字ロック、パームトゥパームでリアネイキドチョークへ。のどもとを右手から左手に差し替えるも凌ぐカラフランス。アスカロフは背後から右ヒジを打ち込みブザー。

 2R、ワンツーから右を振るカラフランス。しかしアスカロフはダブルレッグからボディロックテイクダウン、尻をつくカラフランスのバックを奪いに行くが、エスケープするカラフランス。

 サウスポー構えのアスカロフ。カラフランスの入りに左を狙う。オーソドックスからサウスポー構えにスイッチして戻して組むアスカロフ。シングルレッグも引き出せず。カラフランスはワンツー、さらに左をヒット! 左ロングフックで飛び込み、アスカロフに金網を背にさせると、アスカロフのダブルレッグを切ってスタンドに戻す。ブザーにカラフランスは手応えを得たかうなずく。

 3R、観客を煽るカラフランス。ワンツーの右を振ってダブルレッグのフェイントも入れるカラフランス。アスカロフの左インローがローブローに。中断、再開。

 右ミドルハイはカラフランス。アスカロフは左の蹴りでバランスを崩すが、ヒザ着きのダブルレッグからケージを蹴って背中に飛び乗ると4の字ロックもズラすカラフランス。落ちたアスカロフはすぐにシングルレッグも切るカラフランス。

 詰めるアスカロフは右アッパーも空振りカラフランスも左から右ボディフック、右オーバーハンドで詰めるとスーパーマンパンチも。かわすアスカロフは足を取りに行くが、切るカラフランスに、なおもシングルレッグもカラフランスが切ってブザー。

 1Rはアスカロフ、2Rはカラフランス、3Rをどうとらえるか。判定は29-28×3でアンドードッグのカラフランスが接戦を制した。

 試合後、勝者は「俺のパフィーマンスはどうだった? 相手がすごいレスリングが上手いのは知っているけど、MMAだからその準備はしてきた。バックテイクされたけどディフェンスした。ブランドン・モレノ、やろうぜ。その次にタイトルショットだ」とモレノ戦、さらに王座挑戦をアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア