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【RISE】新設のフライ級初代王座決定トーナメント開幕。田丸辰、数島大陸、空龍、無敗の塚本望夢が出場

2022/03/26 13:03
 2022年4月24日(日)東京・後楽園ホール『RISE 157』の対戦カード発表会見が、3月26日(土)都内にて行われた。  今大会より新設されたRISEフライ級(51.5kg)の初代王座決定トーナメントが開幕。その準決勝として初代RISEスーパーフライ級王者・田丸辰(TRY HARD GYM)vs空龍(空修会館)、数島大陸(及川道場)vs初代DEEP☆KICK -51kg王者・塚本望夢(Team Bonds)が決定した。 伊藤隆RISE代表は新設の理由を「タレントが揃ったからです。田丸と数島は決めていて、先日のDEEP☆KICKのタイトル戦(塚本vs空龍)を見て凄くいい試合だったので、いい人材が揃ったと思ったのでトーナメントを行うことにしました」と説明。  田丸はジュニアキックボクシング出身で、卓越したボクシング技術とディフェンス能力でプロデビュー後は10戦全勝(2KO)と無敗の快進撃を続けてきたが、2019年9月にRISEバンタム級王者・鈴木真彦とRISE王者対決を行い延長戦の末に初黒星を喫した。所属ジムを変えて7カ月ぶりの再起戦となった2020年7月のMASAKING戦で勝利するも、9月の2度目の防衛戦で大崎に敗れて王座を失った。7月の「RISE DEAD OR ALIVE-53kgトーナメント」でも1回戦で政所仁に敗れて連敗中。戦績は11勝(2KO)3敗。  空龍はジュニアキック出身で高いレベルのテクニックを持つ広島在住の選手。9月の『KNOCK OUT』で初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメントに出場し、1回戦で花岡竜に判定負けして9戦目にして初黒星を付けられたが、11月にはDEEP☆KICK-51kg初代王座決定トーナメントで決勝戦進出を決めた。さらに今年1月、RISEで快進撃を続けていた数島に黒星をつけたが、今年3月13日にDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメント決勝で塚本にダウンを奪われ敗れている。戦績は8勝(3KO)2敗1分。  数島は第30回全日本新空手道選手権大会K-3GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝、JAPAN CUP 2017 K-3選抜トーナメント-45kg級優勝の実績を持ち、2020年9月のRISE新宿FACE大会でプロデビュー。7月大会で急遽代打出場にも関わらず元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者の竜哉・エイワスポーツジムからダウンを奪って引き分けて一気に名を挙げた。その後は星久保将城に判定勝ち、平野翼に初回KO勝ち、11月には再び急遽代打出場に名乗りをあげてNJKFバンタム級暫定王者・甲斐元太郎に2RでKO勝ちする離れ業を演じた。RISEフライ級で快進撃を続けていたが、今年1月大会で空龍に敗れて初黒星。戦績を6勝(4KO)1敗2分とした。 塚本はジュニアキック出身で、2020年12月には那須川天心の弟・龍心と対戦して勝利を収めている。2021年7月のDEEP☆KICKでプロデビューし、11月から行われたDEEP☆KICK -51kg初代王座決定トーナメントで、1回戦でタネ(ハートマーク)ヨシキに初回TKO勝ち、決勝では空龍から1Rにダウンを奪って判定勝利し、初代王座に就いた。戦績は5勝(2KO)無敗。最年少の16歳。  田丸が最年長で20歳、平均年齢は18歳という若い選手で争われる今回のトーナメント。決勝戦の日程は調整中。  会見に出席した数島は「前回負けたにも関わらずチャンスを与えてくれてありがとうございます。僕はフライ級が出来てからずっと盛り上げてきて、今回のメンバーを見てもらえば分かるけれど一階級体重を落としてフライ級で一戦もしていないのに入って来たり、RISE初挑戦でいきなりとか、僕としては僕が盛り上げて来たのに横入りするのかなって感じなので、僕が主役だと思っているので3人は脇役として頑張って欲しい。僕に期待してください。キックボクサーは泣かないぜ」と、フライ級を盛り上げてきたという自負があるとコメント。  これに対して初参戦の塚本は「僕がこのトーナメントに出るのは当たり前だと思っていて、数島選手が何か言っていたけれど負けたのに出るのはどうかなと思いますね。僕はベルトを獲っているので出られるのは当たり前だと思っています。4人の中で強いのは僕なので、圧倒的に優勝してキックボクサーを泣かせようと思っています」と、16歳とは思えない大胆不敵な宣戦布告。  スーパーフライ級から階級を下げての参戦となる田丸は「2連敗しているのにベルトが懸かった試合を組んで下さってありがとうございます。階級を下げての挑戦ですが、みんな僕より若い選手で年下とやったこともないし、今まで自分がずっと年下でイケイケで頑張ってきたのに、若い強い選手が出てきてビックリです。でもベルトを獲った時の10代の気持ちを思い出して、イケイケで全員ブッ倒してやろうと思います」と、2階級制覇へ向けて意気込んだ。  空龍は会見を欠席、「しっかり盛り上げる試合をしてしっかり勝ちます」とのコメントが読み上げられた。
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