【Krush】前日会見は王者・壬生狼一輝の独壇場「時は来た。それだけだ」、キャラが薄いと指摘された池田幸司は「しっかり壊してKO決着」

　2022年3月26日(土)東京・後楽園ホール『Krush.135』の前日計量が25日（金）都内にて13：00より行われた。 　メインイベントのKrushバンタム級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・壬生狼一輝（力道場静岡）は52.9kg、挑戦者・池田幸司（ReBORN経堂）はリミットちょうどの53.0kgでパス。 　続いてのタイトルマッチ調印式を終えた両者は、池田が「コンディションは過去一というくらい最高の状態で、やってきたことを全て出してあのベルトを掴みたい」と言えば、壬生狼は「国民的アイドルのやる気、元気、一輝！ 壬生狼一輝です。おい、池田。今回正直やりにくいよ。もっとキャラつけろ。池田幸司じゃ薄い。ダイナマイト池田かダイナマイト幸司に改名しろ。いいか！」とキャラが薄いと文句をつける。 　フェイスオフで向かい合った印象を聞かれ、池田が「壬生狼選手は王者ながら2連敗で、そこそこの挑戦者が来てかなり焦っていると思うので、僕はやるだけなので明日はバチバチ倒しに行きます」と言うと、壬生狼は「全然焦ってないよ。ワシは焦っていない。印象はデカい。それだけじゃ」と焦りなどないと否定する。 　ベルトへの想いについては、池田が「格闘技を真剣にやっていて、ベルトがないと語れないのでベルトを獲っていい選手になりたいですね」とベルトがないと始まらないと言えば、壬生狼は「前にも言った通り、ベルトはワシにとって息子。ワシの虎の子じゃ。息子は誰にも渡さんじゃろ。ワシがこのベルトをしっかり育て上げます」と渡さないとした。 　ダチョウ倶楽部と“熱々おでん”で共演を果たした感想を聞かれた壬生狼は「ダチョウ倶楽部さんと、この前絡んだよ。本当にビックリした、ワシも。リアクション芸をしっかり叩き込んでもらった。明日の試合ではリアクションは出来んがのう、これから使っていくよ、試合以外で」と、試合以外で活かしてきたいとする。 　さらに、服装について聞かれると「今日のコスチューム、あまり分からん人が多いと思うから紹介するよ。松方弘樹、破壊王（橋本真也）、そしてこのワシ。破壊を司る者しか着れんのじゃあ！ マオカラーはワシの特攻服じゃ！ そしてこれはダチョウ倶楽部さんからもらった熱湯風呂の手ぬぐいじゃあ！ リアクションの伝承、そして破壊の伝承、これで明日はバッチリじゃあ！」と説明した。 　壬生狼ペースで会見が進む中、池田は「こっちがやりづらいです。でも好きですね。ちゃんとやってくれましたね」と感心していると、壬生狼は「逆に何もないのか？」と池田にもパフォーマンスを要求するが、池田は「その立ち位置は任せる」と拒否。 　池田が誇るのは「誰にも負けないテクニック」であり、「テクニックの種類にもいろいろあると思うんですけれど、僕の長いリーチを活かしたテクニックでは誰にも負けない。そこを活かして試合運びをしていきたいと思います。しっかり壊してKO決着します」と宣言。 　壬生狼は長身の池田に対してどんな練習を積んできたのか。そう聞かれると「対策はない。この試合はワシの禊マッチやから、しっかり倒すよ」と、こちらもKO宣言。さらに「倒す時間は…」と人差し指を一本立て、「どういう意味か分かるか？」と記者に逆質問。記者が「1R以内ですか？」と答えると「10分以内じゃあ！」とかなり遅めのKOタイム予告（10分は本戦がが3分×3Rのため延長戦になる）。「ワシも今回はテーマが破壊じゃから、破壊して倒す」と池田と口を揃えた。 　最後に池田が「明日はしっかりベルトを掴みたいと思います」と改めて王座奪取を誓うと、壬生狼は「時は来た。それだけだ」と、橋本真也の決めゼリフで会見を締めくくった。