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【ONE】秋山成勲戦に向け、青木真也「勝負はそんな甘いもんじゃない」理由=3月26日(土)『ONE X』

2022/03/24 18:03
【ONE】秋山成勲戦に向け、青木真也「勝負はそんな甘いもんじゃない」理由=3月26日(土)『ONE X』

(C)ONE Championship

 2022年3月26日(土)にシンガポール・インドアスタジアムで開催される、ONE Championship10周年記念大会『ONE X』の記者会見&フェイスオフが24日、シンガポールにて行われた。

 会見には同大会で対戦する青木真也(EVOLVE MMA)と秋山成勲(チームクラウド)が出席。明後日に控えたONEライト級(※水抜き無しの77.1kg)戦に向け、リラックスした表情で記者団の質問に答えた。

 会見序盤で「どうしてセクシヤマがそんなに嫌いなんですか?」と海外記者から問われた青木は、「大好きだよ、心配すんな、大好きだよ」と笑顔で回答。

 秋山も「長年、青木選手とはいろいろあり、やっとその時が来たんだなと思います」と、DREAM時代からの青木の対戦要求を、ONEで受けるに至った気持ちを語った。

 青木が秋山に勝てば5連勝となるため、日本メディア向けの取材でチャトリ・シットヨートンCEO兼会長は、「アオキには世界に再挑戦してほしいです。まだ若い選手だし、年齢はただの数字に過ぎません。武士道を持っている私も大好きな選手で、アオキも『50歳までやりたい』と言っているので、ぜひタイトルに挑戦してください」と期待をかけている。

 会見では、連勝中の青木に今後についての質問も飛んだが、青木は「ベルトは重いから、あんまり……まだ挑戦は早いんですけど、クリスチャン(リー)ともう1回やりたいなと思います」と、2019年5月に敗れた前ライト王者の名前を挙げた。

 また、「秋山をサブミットできるか?」と問われた青木は、「やってみないと分からないと思います。そんな勝負は甘いもんじゃないと思います」とも語っている。

 もともとウェルター級(77kg)を主戦場としていた青木だが、2008年7月のDREAMライト級GPで準優勝すると、2008年9月のトッド・ムーア戦の勝利後、「僕が大黒柱です。僕の前に試合をした秋山“マイケル・ジャクソン”成勲先輩! 青木真也と大晦日にネバーランドでワオワオしませんか?」と対戦を要求したのが、両者の因縁の始まりとされている。

 しかし、今回の会見で青木が「そんな勝負は甘いもんじゃないと思います」と語った通り、この階級差のある戦いは、両者にとって「甘いものではない」のはたしかだ。

階級違いの両者によるONEライト級戦はどうなるのか?

 ONEウェルター級(※水抜き禁止の83.9kg)で戦ってきた秋山は、2021年春にいったんエドゥアルド・フォラヤンとの対戦がライト級で決まるも怪我で欠場。今回がONEで初のライト級戦となる。

「ONEの水抜き禁止の減量は本当に大変。(ライト級)1発目でいきなり青木選手かと思うとやっぱりストレスがあります。2、3回慣らしてから戦いたかったというのが正直なところ」と、転向初戦の難しさを語っている。

 一方の青木は、これまでいくつかの階級差のある試合を戦っている。

 DREAMライト級GPで準優勝した青木は、2009年4月のDREAMで、桜井“マッハ”速人と再戦。

 マッハの跳びヒザ蹴りをキャッチし、シングルレッグでテイクダウンを奪った青木が上になると、コーナー際で右で脇を差し、マッハの右ヒザを後方に押し込み、パスガード狙い。片足を越えると、逆サイドに腰を切り巧みに右側へのパスを試みている。しかし、その際で、マッハが脇を差されながらも足を戻し、跳ね上げて右に青木をスイープ。すぐさまパウンド連打でレフェリーを呼び込み、青木をTKOに降している。

 2015年のRIZINでは、78kg契約で桜庭和志と対戦し、青木が最初のコンタクトでダブルレッグテイクダウン。そのままサイドを奪いマウント&パウンドでタオル投入によるTKO勝ち。

 2017年11月には「ONE世界ウェルター級(※水抜き禁止の83.9kg)タイトルマッチ」で、ベン・アスクレンと対戦。青木はジャンピングガードでアスクレンをガードの中に入れるも階級上のアスクレンにガードの中からのパウンドを浴びTKO負け。

 そして、白眉は2021年1月のONEでのジェームズ・ナカシマ戦だ。元LFAウェルター級王者で階級上からライト級に落としてきたナカシマと戦った青木は、サウスポー構えから長い右ミドルを当てると、右フックもヒットさせるなど、強打を誇るナカシマにスタンドでも立ち合い、劣勢となったナカシマのワンツーを掻い潜って両脇を差してスタンドバックに回ると、右足をかけてからの背中に飛び乗っての背後からのネッククランクで一本勝ち。円熟の強さを見せている。

 一方で、青木に勝利しているマッハとアスクレンは、その当時ではあるが、青木の寝技を恐れず、背中を譲らない、足関節を作らせない、下になってもパスガードを簡単に許さない・あるいは足を戻すことに成功し、勝機を見出している。

 青木と秋山にとって、減量苦、そしてもともとの階級差はどのように影響するか。また、打撃や柔道の投げを武器とする秋山にとっては、青木の組み技・寝技にいかに対応し、自身の得意な形とするか。

 2008年からの“因縁”の“レジェンド”ファイトだけではない、両者の現在までの軌跡が問われる、2022年3月26日の青木真也vs.秋山成勲戦だ。

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