MMA
ニュース

【RIZIN】シビサイ頌真vs9戦全勝リハーズ・ビギスのヘビー級対決、「全力で戦う」(シビサイ)「地獄を見せよう。素晴らしい暴力を約束する」

2022/03/23 21:03
【RIZIN】シビサイ頌真vs9戦全勝リハーズ・ビギスのヘビー級対決、「全力で戦う」(シビサイ)「地獄を見せよう。素晴らしい暴力を約束する」

9戦全勝のビギスを迎え撃つ日本ヘビー級期待の星であるシビサイ

 RIZINが23日、武蔵野の森総合スポーツプラザで2日連続開催される『RIZIN TRIGGER 3rd』(4月16日)および『RIZIN.35』(4月17日)の追加カード発表会見を行った。

 2日目の17日(日)にリングで行われる『RIZIN.35』には、新たに外国人選手4名が参戦し、日本人4選手が迎え撃つ。

 120kg契約5分3Rでシビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)がリハーズ・ビギス(ラトビア)と対戦する。


 シビサイ頌真は、MMA7勝3敗。ラオスと日本のハーフで柔道&柔術がバックボーン。190cm超えの恵まれた体格を武器に、2011年にKrushでキックボクシングプロデビューを果たすと、2012年からHEATに参戦し、DEEP、ZST、GRACHAN、巌流島と様々なリングで戦ってきた。RIZINには2018年7月から参戦し、初戦は敗れたものの、その後はキム・チャンヒ、セルゲイ・シュメトフ、そして2021年6月にはスダリオ剛と連続一本勝ち。しかし、大晦日では関根“シュレック”秀樹にTKOで敗れた。

 ビギスは9戦9勝のパーフェクトレコードを持ち、5つのKO/TKOと2つの一本勝ちと、フィニッシュ率は8割に迫る。国内及びヨーロッパのボクシングやキックボクシングの大会に出場し、WKTSFキック世界選手権、パンクラチオンバルチック選手権、パンクラチオンラトビア選手権、キックボクシングラトビア選手権、ボクシングラトビア選手権など数々の大会で優勝。2015年にラトビア国内のMMA大会FREONでプロデビューし、三角絞め、リアネイキドチョークなどで白星を積み重ねてきた。2018年にはポーランドで行われたボクシング大会にも出場し、4R43秒でKO勝利、翌2019年4月にもポーランドのボクシング大会ボクシングナイト15にて1R1分25秒でKO勝利を挙げた。さらに5vs.5で試合をするTFC(チーム・ファイト・チャンピオンシップ)という変わり種の大会にも出場し、TFC世界選手権でもチームを勝利に導いている。


(写真)スダリオ剛(左)に初黒星をつけているシビサイ

 榊原信行RIZIN CEOは「今後ヘビー級はどんどん日本人選手も新しい選手がチャレンジして、外国勢をどんどん招聘して迎え撃つ、そんな戦いを、と思っております。ビギスは9戦9勝のパーフェクトレコードで打撃系のストライカーですが寝てよしですし、非常にいろいろなチャレンジをして5vs5のMMAマッチ、チーム戦の試合にまで出ている。非常にアグレッシブな選手をラトビアから招聘、ウチのマッチメーカーのチャーリー(柏木氏)イチ押しのヘビー級選手です」とのこと。

 そのビギスからは「RIZINのような大会で試合が出来ることに感謝する。これはまたとないチャンスだし、自分のひとつの目標が達成することになる。俺はPRIDEを見て育ち、PRIDEの選手に憧れ、そして今RIZINで戦うことになる。対戦相手のショーマ・シビサイは非常にテクニカルでタフな相手だ。尊敬を持って戦うが彼には地獄を見せよう。俺は無敗の9連勝で勢いもある。前の前に立つヤツは1人ずつぶっ潰してやる。格闘技ファンに素晴らしい暴力を約束する」とのメッセージが読み上げられた。


 迎え撃つシビサイは「まずは対戦相手の人に、非常に物騒なコメントありがとうございます。相手の映像を見て非常にアグレッシブな選手だという印象が強くて、5vs5の試合もしたりしている。本当に戦うことが好きな選手なんだなという印象があります。自分自身もPRIDEを見て育った世代なので、そういった意味では相手と同じような時期に志を持ったのかなという意味では戦えることが非常に嬉しいですし、相手が9連勝と勢いに乗っている選手でチャンスだと思っています。全力で戦っていきたいと思います」との意気込み。

「相手の印象は動画を見る限りアグレッシブな選手だと思っております。自分の戦い方としては打撃はもちろん自分はやりますし、寝技も得意なんですけれども、打撃だけ寝技だけにならず、自分の得意なところを出して相手の勢いに飲まれないように自分は戦っていきたいと思っております。最終的な形としては、自分はいつもそうなんですけれど、括らずに最後はどういう形になるかは試合の時に分かると思います」と、自分のペースで臨機応変に戦いたいとした。

 また、榊原CEOは「次世代を担えるシビサイ、スダリオ、貴賢神、上田と日本格闘技界で待望のヘビー級が4人。この4人が切磋琢磨しながら世界の強豪を迎え撃っていく。ここから2年後くらいは世界のヘビー級の猛者に及ぶヘビー級の日本人を代表する選手たちに成長してくれれば当然トーナメントもあるだろうし。世界的にUFCを見てもヘビー級の選手たちっていないんですよ、人材が。だからチャンスだと思うんですよ。この若手4人が切磋琢磨して2~3年先にRIZINでのGPやベルトはもちろん、その先のヘビー級世界最強=UFCの王者ということにも十分可能性のある選手たちだと思う」と、シビサイらに期待を寄せた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント