【RIZIN】浅倉カンナ「ガムシャラに勝ちに行きたい」と連敗脱出誓う、修斗の女王SARAMIは「一本極めるかパウンドアウトして終わらせたい」

　RIZINが23日、武蔵野の森総合スポーツプラザで2日連続開催される『RIZIN TRIGGER 3rd』（4月16日）および『RIZIN.35』（4月17日）の追加カード発表会見を行った。 　2日目の17日（日）にリングで行われる『RIZIN.35』では、女子スーパーアトム級（49.0kg）で、2017年の同級トーナメント優勝の浅倉カンナ（パラエストラ松戸）と、現修斗女子スーパーアトム級王者のSARAMI（パンクラスイズム横浜）が対戦。 　レスリングベースの浅倉は、2019年8月からアリーシャ・ザペテラ（現Invicta FCアトム級王者）、ジェイミー・ヒンショー、古瀬美月、あい相手に4連勝をマーク。2021年3月に「RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ」で浜崎朱加と約2年3カ月ぶりに再戦し、スプリット判定負け。7カ月ぶりの再起戦となった大島沙緒里戦でも判定2-1で敗れて連敗中。 　SARAMIは3歳より柔道を習い、富山県大会52kg級優勝、北信越大会52kg級準優勝、全国高校総体団体戦で優勝するなどの実績を残した。高校2年生で柔術を習い始め、大学進学時に柔道を辞めてMMAへ。2012年7月のJEWELSでプロデビューし、2018年3月には黒部三奈のDEEP JEWELSアトム級王座に挑んだが王座戴冠ならず。その後、2020年11月からは修斗に参戦し、2021年11月には3度目の対戦となる黒部とベルトを懸けて対戦し、フルマークの判定勝ちを収め第2代修斗女子世界スーパーアトム級王者に輝いた。現在3連勝中。 　RIZIN初参戦となるSARAMIは「1年前はRIZINで自分が試合するとは思っていなかったんですけれど、いろいろな経験をして今凄くいい状態でRIZINで試合をすることが出来てとてもワクワクしています。2022年のRIZINスーパーアトム級、全部自分が持っていくつもりでまずは4月、しっかり勝ちたいと思います」と、RIZIN女子スーパーアトム級の主役の座を奪うと宣言。 　迎え撃つ浅倉は「前回の試合から大分間が空いてしまったんですが、またこうして皆さんの前で試合が出来ることを嬉しく思います。前回の試合に負けてしまって2連敗という結果で本当に悔しい想いをして、たくさんの人をがっかりさせてしまったので結果で返していきたいと思います。自分にとって大きい試合になると思うので、SARAMI選手は凄く強い選手ですがしっかり勝って自分のアピールを出来たらなと思っています。当日までしっかり仕上げていくので皆さん楽しみにしていてください」と、連敗脱出を誓う。 　互いの印象を聞かれるとSARAMIは「カンナちゃんはレスリングベースでレスリングの印象が強いんですけれど、最近は打撃も綺麗で上手になってきているのでトータルで戦える選手かなってイメージがあります。自分がフィニッシュするとしたらグラウンドで一本極めるかパウンドアウトして終わらせたいと思います」、朝倉は「SARAMI選手は、自分が始めた頃から最前線でいろいろな選手と戦っている選手で凄く強い選手なので、フィニッシュとなるとそんな簡単な試合にはならないと思いますが、ガムシャラにしっかり勝ちに行きたいと思います」と、それぞれ評した。 　2人は過去に練習したこともあり、SARAMIは「凄い柔らかいなと感じたのと、わりと私に似ているのかなって感じがしました」、浅倉は「打撃も上手いし組みも強いし、トータルファイターだなって印象です」と、それぞれその時に感じた印象を語った。 　SARAMIはRIZIN初出場について「1年くらい前までは海外でやりたい気持ちが強かったので、あまりRIZINで自分が活躍する姿は想像していなかったんですが、10年間格闘技を続けて来てやっと形になってきたいい時期だと思うので、それを日本のファンの皆さんの前で試合が出来るのは嬉しく思います」と意気込んだ。