弥益が入場時に着用するマスクを着けて計量に臨んだ萩原
2022年3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)『RIZIN.34」の前日公開計量が、19日(土)大阪府内にて15:15より行われた。
メインイベントの第16試合フェザー級(66.0kg)5分3Rで対戦する、萩原京平(SMOKER GYM)は65.80kg、弥益ドミネーター聡志(team SOS)は65.70kgで計量をパス。
萩原は弥益が入場時に着用する白いマスク(ダイソーで販売)を着用しての登場。フェイスオフの撮影になると、記者会見の時と同じようにぐっと近づいてファイティングポーズをとる。これに弥益は記者会見の時は「まあまあ」とばかりに両手を前に出して顔を背けていたが、今回は真正面から顔を近付けてのにらみ合い。額と額をくっつけ、両者はしばらく激しいにらみ合いを続けた。
計量後、萩原を直撃すると「向こうがムキになってきましたね。作戦通りです」と、挑発が成功したとご満悦の表情。試合はすでに始まっているようだ。
では、弥益があそこまでにらみ合いに応じると想定していたのかと聞くと「正直、思っていなかったです(笑)」と実は想定外だったと笑う。
「でも、いい感じで来てくれたので、向こうも盛り上げようという気持ちがあると思うので明日はバチバチの試合になりますよ」と、弥益の気迫を感じ取って好試合を予感したようだ。
弥益の目を見てどう思ったかとの質問には「マスク越しやったんで、あんま何も感じなかったですね(笑)。特になかったです。明日やるだけですよ。向こうも気合い入っているので。ぶっ飛ばします。楽しみですね。ワクワクが止まらないです」と、特に感じるものはなかったがスイッチは入った様子。
弥益愛用のマスクを着用したのは「いいでしょ、あれ。秘密兵器を用意しとったんですよ(笑)。あれは“(自分が)ドミネートする”って意味で着けました。明日はドミネートしますよ」と、弥益のお株を奪うのはマスクだけでなく試合も自分の方がドミネートするという表現だったと明かす。
萩原のドミネートとは「向こうに何もさせず、こっちのいいところだけを出して圧倒的に勝つことです。組みでも全然対応できると思っているので。どういう感じで来てもこっちの方が圧倒的に上なので。もうねじ伏せるだけです。最後はもちろん決めに行きます」と、圧倒した上でフィニッシュすると言い放った。
この試合の先には何を見据えるのか。「最終的にはRIZINのベルトが欲しいですけれど、今はとりあえずドミネーター戦に全集中ですね。そこをぶっ飛ばしてからいろいろ自分の意見を言おうと思っているので、まずはそこですね」と、勝って発言権を得たいとした。
そして、記者会見での希望通りメインイベントになったことには「持ってますわ、僕。いい流れが来てるんでね。今年一発目、かましますよ」と自分は“持っている”と確信できたという。さらに「全然(メインイベンターに)ふさわしいと自分でも思っているし、今までの先輩たちがやってきたメインイベントより、もっと盛り上げたろって気持ちもありますね」と、これまでのRIZINのメインイベンターたちよりも盛り上げる試合をすると意気込んだ。