キックボクシング
インタビュー

【RIZIN】打倒・大雅に自信ありの高橋亮「昔の方が強かった。普通にやったら自分のほうが強い」

2022/03/18 14:03
【RIZIN】打倒・大雅に自信ありの高橋亮「昔の方が強かった。普通にやったら自分のほうが強い」

大雅を喰う気満々の高橋。RIZINキックルール対策もしてきたという(C)RIZIN FF

 2022年3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)『RIZIN.34」に出場する全選手の個別インタビューが、18日(金)にオンラインで行われた。

 第10試合のRIZINキックボクシングルール61.0kg契約3分3Rで、大雅(チームドラゴン)と対戦する高橋亮(真門ジム)がインタビューに答えた。


 高橋は高橋三兄弟の二男。10歳でキックボクシングを始め、ミドルキックを得意とし、現在までに30戦21勝(9KO)7敗2分という戦績を残している。2017年12月にはKNOCK OUTのリングで小笠原瑛作とダウン応酬の大激闘を繰り広げた。2018年5月には宮元啓介、9月には瀧澤博人から勝利を奪い、2019年6月にはNKBバンタム級に続いてフェザー級のタイトルも獲得し、2階級制覇に成功。10月には国崇にもTKO勝利。2021年6月の『RIZIN.29』大阪大会ではRIZIN KICK ワンナイトトーナメントの1回戦で白鳥大珠にKO負けを喫している。

「キックボクシングのカードがいっぱいある中で、一番おもろい試合をしないとあかんってアツい気持ちと、(地元)大阪で気持ちがいつも以上に入っています」と高橋。

「前回はトーナメント1回戦で負けて、いいところを全然出せなかったので、今回はしっかり自分の思う以上のパフォーマンスをして、キックカードでは皇治vs梅野がめっちゃ注目されているけれどそれ以上におもろい試合をして、僕と大雅が一番おもろかったという声を聞きたいです」と、キックボクシング部門のベストバウトを狙う。

 大雅の印象は「ちゃんと実績もあって強いのは強いけれど昔の方が強かった印象ですね。ピークは過ぎたし、僕がラクに勝たせてもらおうと思います」と、もはや過去の選手だと言わんばかりだが、「K-1逸れてから結果が出ていない印象。チームドラゴンに移籍して回復してきたと思っていますね。環境は大事やと思うので、全然ナメていないし、気を引き締めて3分3R向き合っていきたいと思います」と油断はしていない。


 練習では「メインは所属ジムで毎日練習。出稽古は真門ジムの支部と、大雅と対戦経験がある中村寛選手のBKジムに行かせてもらいました。サウスポーの方と一緒にやらせてもらって対策はばっちりです」と、RISEで大雅に勝利している中村とも練習を積んできた。

「しょうもない試合にはならないと思う。倒すか倒されるか。僕は倒される気はないので、気持ちよく勝ちたい。大阪なので勝って叫びたいです。パンチでもキックでも倒せるように準備しています。何でも倒せる」と、倒すか倒されるかの試合を予告。

「(大雅は)名前もあるし、大きい舞台にも場慣れしていて経験はある。そういう相手に勝つのって気持ちいいし、気合い入るので。実力で負ける気もしないし、自分の方が強いと思うので、まあ見といてください」と喰ってやるとの意気込みが感じられる。勝って大雅から全てを奪うつもりか、そう聞かれると「奪うというよりかは、普通にやったら自分のほうが強い」と断言した。

「左のオーバーハンドが一番危険。パンチテクニックとスピードは僕よりあると思うので注意して。そこに何かを合わせられたらと思っています」


 高橋はムエタイベースのキックボクシングスタイル、大雅はK-1ベースのスタイルとスタイルがかなり違うことには「僕はヒジあり5Rで育ってきて、向こうはヒジ無し3Rで実績をあげてきた。スタイルは全然違いますね。でも、僕もRIZINで活躍するために3Rのスタイルを身に着けているところで練習しています」と、RiZINキックルール用の練習もしてきたとする。

 その違いは「ラウンド数が一番変わってきて。テンポの速さ、リズム感を1Rから上げていかないといけないと思いました」と、前回の経験から戦い方を変えてきた。そのため今回は「試合当日で言うと、結構アップして気持ちも自分の中でリズムを上げた状態でリングに上がるように持っていく。けっこう息が上がるくらい、へばるくらいアップしてもいい。スタミナには自信あるので最後まで戦えますし、その中でKO出来たらいいと思います」と、2~3R戦った後の状態を作ってリングに上がるとした。

 前回の白鳥戦については「あん時は冷静さを失っていたと言うか、気合いが空回りして自分の良さをほんま出せていなくて、ただ突っ込んで行った感じだったので」と反省し、「今回は大雅を攻略をして冷静に仕留めたい」と持ち味を発揮したい。

 今回は「普段やらないような技を用意しているし、僕は蹴りの選手だと思われていますがパンチも出来るようになっている。いろいろ引き出しは増やしてきたので楽しみにしといてください」と、前回とは違う姿を見せたいとした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント