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【GRACHAN】23歳、原口伸と大宮優が未来を照らす激闘! 伝統派空手出身の野村駿太は鉄槌50連打、K-1甲子園東日本優勝の黒井海成がTKOデビュー!

2022/03/14 16:03

朝倉未来『BreakingDown』でも勝利の黒井海成がプロMMAデビュー

 第8試合のフェザー級では、剛柔流硬式空手で小4と小6、中3の世界大会で3度優勝し、K-1甲子園でも2019年東日本トーナメント-60kgで優勝の実績を持つBRAVEジムの黒井海成が出場。CARPE DIEM 福岡の杉本静弥と対戦した。

 黒井は、アマチュュアMMAでは2021年9月に朝倉未来がアドバイザーを務めるBreakingDownで判定勝ち。11月のBRAVE FIGHTでKO勝ち。杉本と同じく今回がプロデビューとなる。

▼第8試合 GBFIGHTフェザー級 5分2R
〇黒井海成(BRAVE)
[2R 1分27秒 TKO] ※レフェリーストップ
×杉本静弥(CARPE DIEM 福岡)

 1R、オーソドックス構えの黒井に、サウスポー構えの杉本。右インローをすかされた黒井は左アウトローサイドヒット。互いに右ハイから黒井は右ミドル。そこに右を狙う杉本。左ジャブから右インローは黒井。黒井の右の蹴りがローブローとなり中断も再開。

 右インローを当て、同じ右でハイキックに繋ぐ黒井。右のダブルはかわす杉本。互いに遠い間合いのなか、右の蹴りを上下に打ち分ける黒井。杉本の左ミドルのその打ち終わりに右ローも。オーソからスイッチしての左カーフを打つと、黒井のワンツーの打ち終わりに飛び込みボディロックした杉本。

 左で小手に巻く黒井は杉本の前方への崩しを凌ぎ、突き放す。続く杉本のダブルレッグも触らせない黒井。互いにスタンドで慎重ななか、ローの打ち合い。右ストレートの飛び込みから対角の左ローを打ち降ろす黒井。組みを警戒してか深追いはしない。

 2R、杉本の左ミドルの打ち終わりに右ローを打ち込む黒井の足が流れる。左ローに足を上げるようになった杉本に、今度は左ハイ! 左ストレートを振って右インロー、右ミドルと上下に打ち分け連打、左前蹴りも。

 右の蹴りを腕でブロックする杉本だがダメージがたまる。右三日月蹴りも突く黒井が、右ローから右ハイを当てて詰めて左フック! さらに右ストレートをヒットさせると、走って右にサークリングする杉本を押し倒すように右を当てる。バランスを崩した杉本がダウンしたところでレフェリーが間に入った。杉本は下から足を掴む、ラッシュで畳み込まれて被弾してのストップは妥当。

 黒井は、1Rの杉本のボディロックを凌いだ以外は、ほぼ得意のスタンドで試合を決めた。


【写真】BreakingDown出場時の黒井

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