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【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈がパンチの進化を実感「効くって分かると気持ちいい」今後は「ムキムキの外国人選手と戦いたい」

2022/03/13 17:03
 2022年3月12日(土)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT vol.2』の一夜明け会見が、13日(日)都内にて行われた。  メインイベント(第8試合)の初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王座決定戦3分3R延長1Rで、喜多村美紀(テツジム)から2Rにダウンを奪い判定3-0(30-26×2、30-27)で勝利したぱんちゃん璃奈(STRUGGLE/元KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)が出席。前夜の試合を振り返った。  2020年8月に手にしたREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合によりKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王座となった)に続き、2階級制覇を達成したことに「1年半前ベルトを獲った時は弱かったので、弱いながらもぎ取ったベルトでした。今回は自分だけがこのベルトを持てると思って試合をしたので、自信を持って獲ったベルトって感じでした」と、以前とは違う感覚があるとしたぱんちゃん。  ダウンを奪った右フックについて「私、今までフックをしなかったんです。右も左も。この半年でフックを練習していたのでそれが出たのが嬉しかったです。バリエーションが増えたのがよかったです」と、練習の成果が出たと明かした。  相手をよく見てカウンターを取っていたこと、長い距離を保ってリーチの長さを活かす攻撃が出来たことなどをあげられると「私は突っ込むスタイルで、前へ行くなと言われ続けてきたんですが、ようやく行かずにできるようになりました。自分から先に手を出すよりも、見えない攻撃を出したかった。相手に攻撃させて1個ずらしながら出すのを練習していたんです。もっと攻めるところと、カウンターで待つところを上手く沸ければもっと強くなれると思います」と、無駄に行かないことが出来るようになったとする。  右ストレート、右フックをバンバンと当てながらも倒し切ることは出来なかったが「効いてると思ってビックリしました。今回怪我が多くて。右足の肉離れが3週間くらいあって、試合1週間前にやっと蹴れるようになって。左手も痛めていて右手と左足しか使えなかったんですよ。そこで右に頼ってしまったのはあります。ジャブも出なかったですね。  でも、その右でけっこうフラついたり、効いているのが実感できて。今まではあまり当たっても効かせたか分からなかったので、嬉しくて打ちまくっちゃいました。効くって分かると気持ちいいですね。なんか楽しかったです(笑)。相手がフラっとなっている瞬間に興奮しちゃいました。もっとできるように頑張りたいです。一発で倒した時(5月のMIREY戦)はまくれ感もあったので、当たれば効かせらると分かったのが自信になるし、もっと精度も高めようと思いますね」と、自分のパンチが効くことが分かって自信になったという。  事前に「得意技が出来ました」と予告していたのはフックのことだったのかと聞かれると「違うんですよ。狙っていたのは相手が左手を伸ばして後ろ重心で構えるので、左ハイと顔面への左ヒザを狙っていたんです。でも喜多村選手はスタイルが凄い変わっていて。後ろ重心じゃなく真ん中重心になっていて。それで向かい合った時にど真ん中が空いていて右が凄く当たったので、それが嬉しくて凄い当てちゃいました。スタイルを変えてきたんだとビックリしたんですが、想像していたよりやりやすかったです。真ん中が空いていたので」と、何度も命中した右ストレートも相手の構えを見て思いついたものだという。  その中でも反省点は「(攻撃を)散らせられなかったことです。いろいろボディ、アッパーも練習していたけれど、散らせられないのが私らしいなと。練習したことが試合に出るまで1年くらいかかるくらい不器用なので。今回練習したことが試合で出るのは、この先かもっと先になるのかなと思いました」と、顔面一辺倒になってしまったことをあげた。  また、「3Rは組みの展開になってしまいましたね。私はリーチがあるので相手は必ず突進してくるので、いつもああいう展開になるから、その突進をカウンターで仕留められればあの展開にはならなかった。3Rがよくなかたと思います。メインなので」と、相手に組ませてしまったことも反省点にあげた。  2階級制覇を達成したことについては「全然プレッシャーとかこだわりもなかったんですが、当日会場に入って控室にいる時に、負けたら全てを失うなと会場にいる時に初めてプレッシャーを感じました。それで試合前にちょっと小さくなっちゃいました。でもアップするとワクワクしてきて忘れちゃいました」と、短い時間ながらもプレッシャーを感じたと打ち明けた。  無敗記録を「13」に伸ばしたことで、こだわりはと聞かれると「負けたくない気持ちが毎回あります。私、本当ににプレッシャーがないんですよ。負けたらどうしようはなくって、勝って当たり前と思ってリングに上がっているので。負けるもかしれないというカードでやった方がよさが出ると思います。そういう挑戦をしたい」と、むしろ負けるかもしれないと思われる挑戦をしていきたいと望む。  宮田充KNOCK OUTプロデューサーが、これからは「全大会海外(の選手との対戦)でもいいと思っている」とのプランを明かすと「怖いですね。ムキムキですもんね、皆さん。やりたいです。ムキムキの(外国人)選手と戦いたいです。日本人にはフィジカルが強い方がいないので、試してみたいというのがあります」と、ムキムキのフィジカルの強い外国人選手と戦いたいとした。  そして最後には「KOしてみんなに喜んでもらいたいので、次戦こそ。一歩ずつ近付いていきたいです。今年も快進撃しますのでよろしくお願いします」とファンへメッセージ。宮田Pから3月17日が28歳の誕生日だという話を振られると「4日後、誕生日プレゼントお待ちしております(笑)」とアピールした。
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