2022年3月12日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.2』の前日計量が、11日(金)都内にて正午より行われた。
第6試合のKNOCK OUT-BLACK-72.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する、日菜太(クロスポイント吉祥寺)は71.7kg、サッシス(カンボジア)は70.8kgで計量をパス。
続いての記者会見で日菜太は「1年ぶりの試合ということで、自分がどれぐらい動けるか、自分を試す場だと思うので、対戦相手関係なく、自分がどれだけできるかを見せたいと思います。今年1年最後に、もう1回世界のトップに辿り着くようないいストーリーを見せられるように頑張ります」と、約1年1カ月ぶりの復帰戦へ向けて挨拶。
サッシスについては「相手のコメントがボビー・オロゴンみたいでめちゃくちゃ面白い。良い人感が出ていてやりづらいんですけど、気持ちを切り替えてやります」と苦笑い。
復帰戦へ向けての練習での手応えはどうだったかと聞かれると、「一番いい練習をした時の8割ぐらいの感じでした。72kgまで久しぶりに減量してみましたけど、昨日まで普通に食事をして水抜きも今日飲まないぐらいで出来ました。70kgを想定して落としてきて、そんなに身体に負担をかけずに今回減量できたので、次の試合は70kgでできるように準備できると手応えを感じています」と、まずは合格点の様子。
1年1カ月ぶりの計量をパスした心境は「凄く体調も良く、この後ご飯を食べていいリカバリーができそうな感じです。70kg契約だと残り2kg落とすのにしんどい作業になって(今回は72kg契約)、そこでエネルギーを使うのですが、今回はよく身体を休められたと思います。年々、試合をするごとにコンディション調整も難しくなるので、今は凄く節制していていい物を見せられると思います」と、いいコンディションを保てているという。
72kgで今後やっていくのではなく、70kgにこだわる理由はと聞かれた日菜太は「ずっと70kgでやってきたので、最後はもう1回、70kgのトップとやりたいですね。3月26日の(ONEでの)アラゾフとシッティチャイの試合も凄く気になりますし、そういうのともう一回だけ挑戦したいなと。そうするためにもう1回、日本のトップにいることを証明しないといけない。国内のトップ選手ともう1回だけ挑戦させていただきたいと思います。『KNOCK OUT』の6月のビッグマッチで組んでもらえたら嬉しいですね。僕は3月、6月、9月、12月で試合をやれたらいいなと思います」と、“人類最激戦区”と昔から呼ばれる70kgで最後に世界トップクラスと戦いたいとした。
そして「KOにこだわって倒しにいきます」と、今回のサッシス戦でもKOを見せたいと意気込んだ。
対するサッシスは「試合でめちゃめちゃ頑張ります。皆さん、応援よろしくお願いします。(相手は)強そうですね。絶対に面白くなるので見ていて下さい。(どういう勝ち方をしたいか)試合をしないと分からないです。試合になればちゃんと考えます。明日絶対面白い試合になります。明日はツイキャスで応援できますので、北海道の皆さんも試合を見て下さい」と、北海道在住だけに全て日本語でコメントした。