【DEEP JEWELS】RIZIN帰りの大島沙緒里とにっせーが計量パス、HIMEと対戦の大島「挑戦する気持ちで戦う」、本野美樹と対戦のにっせー「KOか一本で勝つ」

　2022年3月12日(土)東京・竹芝ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 36』の前日計量が、11日（金）都内にて13：30より行われた。 　第5試合のDEEP JEWELS 49kg以下5分2Rで対戦する、大島沙緒里（AACC）は48.25kg、HIME（毛利道場）は48.70kgで計量をパス。 　DEEP女子ミクロ級（44.0kg以下）＆DEEP JEWELSアトム級（47.6kg以下）王者の二冠王で、『RIZIN』にて浅倉カンナから勝利を収めての凱旋出場となる大島は「HIME選手は山口県から来られているとのことで、私も生まれは島根県で中国地方対決だと思っています」と親近感を持っている様子。 　続いて「49kgのベルトを持っているわけではないので、挑戦する気持ちで戦おうと思っています」と、二冠王であっても上の階級で戦うからには挑戦者のつもりで行くとコメントした。 　対するHIMEは実業団のバスケットボールチームで活躍後、MMAに転向。デビューから2連勝を収めたが、昨年12月の3戦目で本野美樹に敗れて初黒星を喫しての再起戦となる。 　HIMEは「地方ファイターのHIMEです。明日はまだまだ続くコロナの影響の中、日程通りに試合が進められたことを嬉しく思うのと、関係者の皆様に感謝の気持ちです。前回から負けているので、前回言ったサクッと勝って帰りたい気持ちを明日ぶつけて、重いパンチでぶつけてサクッと勝って帰ります」と、今回こそサクッと勝って帰りたいと宣言した。 　第4試合のDEEP JEWELS 49kg以下5分2Rで対戦する、本野美樹（AACC）は48.90kg、にっせー（フリー）は48.75kgで計量をパス。 　大島と同じ東海大学柔道部出身の本野は、わずか6戦目でDEEP JEWELSストロー級（52.2kg以下）暫定王座に就いたが、超新星・伊澤星花に敗れて王座陥落。昨年12月にHIMEを破って再起を果たした。 　本野は「階級を下げて49kgで挑戦するんですが、1回目の相手がにっせー選手で、RIZINに出て勝って勢いのある選手とやらせていただいて嬉しいです。明日は挑戦者としてリラックスして戦って私が勝ちます」と、階級を下げての第一戦へ向けて意気込む。 　対するにっせーは2019年12月にしなしさとこをパウンドでTKOし、一躍注目を集める存在となったが、その後は大島沙緒里、パク・シウ、青野ひかるら強豪と対戦し3連敗。2021年9月で古瀬美月にTKO勝ちして連敗を脱出すると、11月のRIZIN沖縄大会に初出場して地元・沖縄の大声援を受けながら古賀愛蘭に勝利した。 　大島と同じく『RIZIN』からの凱旋出場となるにっせーは「本野選手とずっと戦いたいと思っていたので、階級を落としてくれてありがとうございます。明日はKOか一本を取って勝ちます」と、元王者を相手にフィニッシュして勝つと言い放った。 　この2試合の49kg以下契約という体重は、RIZINの女子スーパーアトム級の体重だ。榊原信行RIZIN CEOは今年下半期に行うグランプリ（トーナメント）の候補に女子スーパーアトム級をあげており、この2試合が出場者選考試合を兼ねていることは間違いないだろう。