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【Bellator】堀口恭司が寝技師パッチー・ミックスと1回戦で激突! ペティスvs.スタッツの同門対決もハワイ2デイズで実現=4.22&23『Bellator 278&279』

2022/03/09 13:03
 堀口恭司が米国ハワイで復活! 2019年大晦日の『RIZIN.20』で元谷友貴にギロチンチョークで一本勝ちしているパトリック・ミックス(米国・15勝1敗)と堀口恭司(日本・29勝4敗)が、2022年4月23日(日本時間24日)の『Bellator 279』バンタム級ワールドGP1回戦で対戦(5分5R)することを、米国メディア「MMA JUNKIE」が報じた。  また同大会では、2021年12月3日に堀口を左バックフィストで4R KOに降し、逆転の失神KO勝ちで王座初防衛に成功した、現Bellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティス(米国・22勝5敗)が、同じルーファスポーツの同級3位ラフェオン・スタッツ(米国・17勝1敗)と、2度目の王座防衛戦およびワールドGP1回戦で対戦する。 【写真】UFC世界暫定王者ピョートルヤンと1勝1敗のマゴメド・マゴメドフに、2021年8月に判定勝ちしているラフェオン・ストッツ(左)。同門のセルジオ・ペティスといきなり王座戦兼GP1回戦で激突する、エグいカードだ。  優勝賞金100万ドル(約1億1千583万円)のBellatorバンタム級ワールドGP。この1回戦がハワイで行われる情報は、本誌でも確認済みだったが、正式発表前に現地で報道となった。  ホノルルのニール・S・ブレイズデル・センターで開催される同大会では、バンタム級で、王者セルジオ・ペティスvs.ラフェオン・スタッツの王座戦兼GP1回戦、堀口恭司vs.パトリック・ミックス、さらに女子フェザー級で王者クリス・サイボーグ(ブラジル)と2連勝中の挑戦者アーリーン・ブレンコウ(豪州)、さらに地元ハワイの元Bellator世界女子フライ級王者イリマ・レイ・マクファーレン(米国)とジャスティン・キッシュ(ロシア)が対戦する。  ペティスに敗れた堀口が再起戦で相対するパッチー・ミックスは、バンタム級2位の強豪。15勝1敗でうち11の一本勝ちを誇る寝技師。黒星は2020年9月の「Bellator世界バンタム級王座決定戦」でフアン・アーチュレッタ(米国)に5R判定負けのみ。そのときは、コロナ禍のなか短期決戦に出たミックスが後半に崩れたが、RIZINで組み技の強い元谷を極めた通り、サブミッションの強さが際立っており、3Rに4つの一本勝ちを誇るなど後半にも極めきれる力を持っている。前戦は2021年11月の『Bellator 270』でジェームズ・ギャラガーに3Rギロチンチョークで一本勝ちで2連勝中だ。  打撃では堀口に分があるが、打撃によるKO負けが無く、アーチュレッタから1Rと2Rにテイクダウンを奪うなど、レスリングも強化されている。約4カ月ぶりの復帰戦で堀口は、難敵を相手にGP1回戦を突破することが出来るか。  また、セルジオ・ペティスは、前戦の堀口戦が裏拳による逆転勝ちのため、王者としての真価が問われるところ。対する同門のラフェオン・スタッツは、UFC世界暫定王者ピョートルヤンと1勝1敗のマゴメド・マゴメドフ相手に、2021年8月に判定勝ちしており、コントロールに長けている。共にルーファスポーツで練習しており、互いの強い部分・弱い部分も把握済みだろう。手の内を知る練習仲間同士の対戦で、優位に立つのは王者か挑戦者か。 【写真】王者のセルジオ・ペティスvs.ラフィオン・スタッツ(3位)、堀口恭司(5位)vs.パッチー・ミックス(2位)のほか、残る4選手は、1位のフアン・アーチュレッタ、4位のマゴメド・マゴメドフ、6位のレアンドロ・イーゴ、7位のジェームス・ギャラハーで計8選手が100万ドルを争う。  Bellatorが最後にハワイで大会を開催したのは、2019年12月で、その時は『Bellator 235』と『Bellator 236』を連夜開催。2日目の夜に地元マクファーレンがBellator世界女子フライ級4度目の王座防衛に成功していた。  注目は、今回もハワイ2デイズ大会となること。2022年4月22日(日本時間23日)の『Bellator 278』のカードは未発表だが、軍人、退役軍人らを対象とした無料の特別イベントとなることが、ホノルルからの情報で判明している。  この2デイズに堀口恭司のみならず、日本人選手の参戦はあるか。RIZIN榊原信行CEOは、『RIZIN LANDMARK』の米国開催を示唆しており、また、朝倉未来が提案したBellatorとの対抗戦について、「それこそ朝倉未来、ホベルト・サトシ・ソウザ、扇久保博正、クレベル・コイケvs.佐々木憂流迦の勝者、朝倉海、女子選手も渡辺華奈が5月13日にBellatorで試合が決まっていますから、そういった選手も候補で『5対5』でできればと思います。すべてはコロナを受けての政策次第ですが、もう1カ月もすれば見えてくる」と、Bellator陣営からも評価の高い、RIZINバンタム級GP王者の扇久保博正を含む、『5対5』での実現の可能性を探っていると語っている。  それは、米国ハワイでの『Bellator 278』とリンクするのか、それとも『Bellator JAPAN』での実現となるか。RIZINは、2022年3月10日(木)15時より「2022年4月に開催する『RIZIN TRIGGER 3rd』と『RIZIN.35』のダブル記者会見」を行うことを発表しており、そこで何らかのアナウンスがされることも考えられる。  また、今回女子フェザー級王座戦に臨むクリス・サイボーグは2021年11月の『Bellator 271』でシネード・カヴァナに1R KO勝ちして以来の試合で今回が4度目の防衛戦。1位のブレンコウも同大会でパム・ソレンソンに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。両者は2020年10月の『Bellator 249』で対戦しており、サイボーグが2Rリアネイキドチョークで一本勝ちしている。  豪華カードが並んだ『Bellator 279』のプレリミナリーは日本時間24日(日)の朝9時から、プレリミナリー、メインカードは11時30分に開始予定で、U-NEXTでライブ配信予定だ。
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