龍聖がいよいよ2022年の初戦を迎える。対戦相手は初の外国人選手を予定
2022年4月17日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT vol.3』の記者会見が、3月8日(火)都内にて行われた。
KNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rで、同級王者・龍聖(TRY HARD GYM)の2022年初戦が行われることが決定。対戦相手は後日発表となっているが、これは「相手を海外から強豪を招聘してのスーパーファイトを考えています。結果、外国人選手が来れなかったとはしたくないので、来日が確定してから発表したいと思います」(宮田充KNOCK OUTプロデューサー)という理由から。
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。“HIROYAが送り込む刺客”として同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、2020年12月のREBELSでは聖域統一フェザー級王者・光太郎ZLSに1Rわずか51秒でハイキックによるKO勝ち。6戦6勝全KO勝ちのパーフェクトレコードを更新していたが、2021年3月大会で大脇武に判定勝ち。無敗記録は更新したものの初めてKOを逃してしまった。8月大会では井上竜太を1R2分でTKOに仕留め、10月にはKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦で銀次を判定3-0に破り初代王座に就いた。戦績は9勝(7KO)無敗。
会見に出席した龍聖は「初めて相手が外国人ということで毎日ワクワクしています。相手どんなタイプかによりますが、ガンガン来るヤツらが多いと思うので、いま練習していることがあるんですが、自分の攻撃だけで焦らない、今やっている練習テーマに外国人は合うなと思うので楽しみです」と、vs外国人に合った練習を積んでおり初の国際戦に意欲を燃やす。
外国人選手というと日本人とは違うパワーやフィジカルを持っているが、「そこは全然気にしてないです。身体は負けないと思うし、そこで勝てないと今後伸び悩むので別に気にしてないです」と、総合力で補うとした。
2021年10月の初代王者決定戦を制し、王者としての第一戦を迎えることになるわけだが「そこは気にしてないです。やることをやるだけでって感じです」と気負うところもなさそう。
これを機会にどんどん国際戦をやっていきたいかと聞かれると「外国人とばかりやりたいということはないですね。日本人でもまだやっていない選手いるので、どっちでも」と強い相手となら誰でもいいとの構え。階級的にはムエタイのタイ人に強豪が集う階級だが、「ノップ(コーチのノッパデッソーン)もいますし、特に苦手意識はないですね。自分がやることは変わらないです」とこれも気にしない。
KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)がフェザー級転向を表明し、今後対戦の可能性も出てきたが「あまり興味ないです。子供の頃にアマチュア大会で子供に凄く優しくしていて凄く好きな選手でした。でも今は敵だし、けっこう負けたりしているのであまりいいかなって感じです」とした。
(写真)会見の冒頭では、宮田Pが6日に誕生日を迎えたということで龍聖がプレゼントを渡した。「選手からもらうのは初めてかも」と宮田Pも感激
今後の目標を聞かれると「今年は明確な目標がなくて、とにかく勝ち続けることで道が開く。勝ち続けることが今年の目標です。それをやったうえで今年最後にどうなっているのかは決めていないし、決めることじゃないと思っていますね」と、勝ち続けることで道が見えてくるのではないかとし、プライベートでは「フェラーリが欲しいです。証として絶対に買おうと思っていますね。あ、次の試合が終わったらロレックスを買います」と他の選手も夢が持てるようなことをしていきたいと話した。
6月26日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館での開催が決定した新生KNOCK OUT初のビッグマッチに関しては「出ると思います」とし、「僕の体重でもカードを考えても、僕の体重近辺の選手が多いのでメインになるんじゃないですか」と自分がメインを飾るのは当然、と言わんばかり。かねてから対戦を表明している選手=KNOCK OUT-REDフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)とのフェザー級頂上決戦はと聞かれると「そこらへんになるんじゃないですかね」と答える。
そして「4月17日、格闘技界が盛り上がっている中でいろいろな大会があると思いますが、KNOCK OUTで最高の試合をしていい興行にしたいと思います」と、KNOCK OUTを盛り上げていくと宣言した。