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【K-1】Krush王座に続きK-1王座を狙う璃明武、初参戦・一航はスーパー・バンタム級四天王撃破を宣言

2022/02/21 22:02
 2022年2月27日(日)東京体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~』にて、「第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の1回戦で対戦する現Krushスーパー・バンタム級王者の璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)と三冠王・一航(新興ムエタイジム)が公開練習を行った。 璃明武「偉大なチャンピオンが巻いてきたベルト。3試合KOして、K-1を引っ張る選手になる」   昨年10月「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」へ参戦し王座戴冠を果たした璃明武。改めて今回のK-1王座決定トーナメントへの参戦を「開催されるならエントリーされるのは当たり前。メンバーに入るとは思っていました」と、Krush王者として堂々参戦の構え。一方で「(Krush王者として)結果を出さないといけない。ここでしっかりK-1のベルトも獲りたい」と、王者としての責務も明らかにした。  Krushのトーナメントに続き、2戦連続でのワンデートーナメント参戦。肉体的に激しい負荷が想像されるが「前回は2試合大きな怪我もダメージもない。連戦だからと体の心配はないですね」と余裕の表情を見せる璃明武。その言葉通り、公開練習では軽快なフットワークから鋭いワンツーを連打。持ち前の回転の良さを存分に披露した。さらには「(前回トーナメントが)何年前とかだったら忘れちゃいますけど、まだ感覚も覚えている。経験があるので自分にとってはいいのかな。そのアドバンテージを活かしたい」と語る璃明武。直近にもトーナメントを戦い抜いた経験が他の選手よりも有利であると自信を見せた。  1回戦ではキック・ムエタイで3本のベルトを持つK-1初参戦・一航を迎え撃つ。その一航について、璃明武は「映像をチェックしましたが、首相撲や組み付きがない。パンチも蹴りもできて、平均以上のいい選手」と分析。「ムエタイ系の選手だけれど、K-1ルールでも問題なく戦えそう」と高い評価を見せた。しかし今回はK-1王者を決めるトーナメント。「ずっとK-1でやっている自分が有利」と、体にしみこんだK-1のファイトスタイルが明暗を左右するという。  勝ち上がり後の予想を問われると、準決勝は「金子選手」、決勝は「玖村選手が一番可能性が高い。次は佐々木選手」と、K-1スーパー・バンタム級四天王の名を挙げた。自身を含め、頭ひとつ抜けた存在としてトーナメントにエントリーされた四選手。「ちょうど4人が抜けているから四天王になったんだと思います」とその評価に不満はないものの「今回(のトーナメント)限定ですよね」と、今後四天王の評価は消えるという予想を口にした。  王者不在の今でこそ4選手が並ぶが、トーナメントが終了すれば王者はひとり。4人が並ぶ環境はなくなると璃明武は考える。「自分が優勝すればチャンピオンは自分だけ。(四天王は)解散ですよね」と、自らの手で四天王を終わりにする自信を見せた。  K-1スーパー・バンタム級のベルトは、これまで初代の武尊、第2代の武居由樹と名王者が腰に巻いた。「歴史のある、偉大なチャンピオンが巻いたベルトです」と、璃明武もその存在価値を高く評価する。一方で「今のK-1は新しい世代が出てきています。ここでチャンピオンになった選手がK-1を引っ張っていく選手になる」と、新時代の象徴としての意味を持つと続けた。 「お客さんありきだと思うので、見ていて面白い試合も大事。自分の戦い方をすれば自然と盛り上がるので、自分のスタイルでしっかりわかりやすくKOをして、K-1を引っ張っていく選手になります」と、自らがその象徴となる自信と覚悟を語った。最後に璃明武は「3試合しっかりインパクトのある勝ち方をして、必ず優勝します。楽しみにしていてください」と拳を握りしめた。 [nextpage] 一航「自分の方がキャリアもあるし、技術でも負けていない」  WMC日本バンタム級、WBCムエタイ日本統一バンタム級、NJKFバンタム級の3本のベルトを巻いた一航が満を持してK-1に参戦。「K-1は周りの友達もみんな知っている団体。自分も有名になれるし、強い選手も集まってくるので、自分も強い選手に挑戦したいと思った」と、更なる強者との戦いを求めてK-1参戦を決意した。  これまでは3つの王座に君臨し、追われる立場であった一航だが「挑戦はいつでも楽しい」と、K-1に参戦することで挑戦者に立ち戻った。K-1初参戦で挑む形となった第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントには、先んじてK-1で活躍する金子晃大、玖村将史、璃明武、佐々木洵樹の出場が決定。いわばK-1スーパー・バンタム級四天王と評される4選手との対戦の機会に、一航は「相手が上げられれば上げられるほど戦うのが楽しい。挑戦のしがいがあります」と不適な笑みを見せた。  K-1の舞台ですでに実績を挙げている四天王へ挑む武器は、これまで培ってきたムエタイの技術だ。「蹴りを打っていくし、パンチも見せる。相手が嫌がることをしていく。K-1とは違ったスタイルを見てもらいたい」と、一航は独自のスタイルで相手を幻惑する構え。公開練習ではムエタイスタイルらしい強烈で美しい左右ミドルに加え、鋭く重い左右のパンチをミットにたたき込んだ。  懸念点はこれまで主戦場としてきたムエタイとのルールの違いだが「自分も警戒する攻撃が減るので問題ないです」と自信満々。「自分の方がキャリアもあるし、技術でも負けていない。初めてのワンデートーナメントですが、一試合一試合慎重に大切に戦って勝ちます」と、初参戦でのワンデートーナメントにも不安は見せない。  1回戦の相手は現Krush同級王者である璃明武。「映像を見ましたが、蹴りやパンチ、SNSなどで話題になっている回し蹴りのスピードが速い」とスピード感ある打撃を高く評価する。170cmの璃明武に対し168cmの一航と、身長差はわずかに2cmながら、一航は「リーチ差をどう埋めるかが鍵」と攻略法は見えている。「距離を潰して倒す」と、至近距離でのKOに強い意欲を見せた。  1回戦をクリアした先に待つ準決勝・決勝では金子晃大、玖村将史との対決をイメージする。「優勝候補の2人だと思うので、この2人は外せません」という一航。「試合を見ていてもやっぱり2人は強い。自分が(金子・玖村を相手に)どれだけできるか見てみたいですね」と、スーパー・バンタム級のトップ戦線を走る2選手との対戦を心待ちにしているようだ。  改めてトーナメント参戦に向け「何より強い選手と戦えることが楽しみで、その延長線上にベルトがある。このトーナメントで勝って、自分の強さを認められた上でベルトを巻きたい」と、一航はK-1王座と知名度を全てかっさらう構えを見せた。
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