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【Krush】V2成功の菅原美優、冬季五輪で活躍した選手たちから刺激「守りに行かず攻めて挑戦する姿がカッコいいと思った」

2022/02/21 14:02
 2022年2月20日(日)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.134』の一夜明け会見が、21日(月)都内にて行われた。  ダブルメインイベント第1試合のKrush女子アトム級タイトルマッチで、挑戦者の優(NEXT LEVEL渋谷)を判定3-0(30-28、30-29、30-27)で退け、2度目の防衛に成功した王者・菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が出席。前夜の試合を振り返った。 「最低限勝つことはクリアできましたが反省点がたくさんの試合だったのでまた頑張ります」  反省点については「シンプルに練習してきたことが半分も出なかった。久しぶりにあがっちゃったというか。向こうは女性のセコンドで向こうの声に気を付けていました。自分の耳に入るのが嫌だなって。それで声が通る(松本)日向君をセコンドに入れたんですが、どっちの声も聞こえないっていう(笑)。頭が真っ白になってしまって。一からやり直します。押忍」と、思い通りに動けなかったことをあげた。  その中でも良かった点は「引き出しは増やしていたというか、技も増やしていてこうしたらこうしようとやっていたので、その最低限の対処は出来たかな。でも倒しに行くまでは出来なかったなってところです」ということをあげる。  理想としては「前回やっと自分の一番いい距離を覚えて、MIOさんに負けた時はその距離もかけひきも上手く出来なくて。前回のMIOさんとの試合で自分の感覚で出来るようになって上手く使うつもりが出来ず、相手に合わせてしまったのがあったので、距離感でペースを握りたかったです」と自分の距離感でペースを握り続けるようにしたかったという。  接近戦でのアッパー、そして左フックを見せていたが「練習していたんですが一発入れて入ったと満足してしまい繋げられなくて練習不足だと思ったので、そこから組み立てられるように練習しないといけないと思いました」と、次の攻撃につなげていけるようになりたいとした。  防衛に成功してベルトが手元にある状況には「ホッとしています」と言い、2020年7月の「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」準決勝で優と対戦した翌日は顏が腫れ、「顔が痛くて寝れなくて、すげぇ顔だなって思って」と涙を流したが、今回は綺麗な顏のままでの出席。朝、鏡を見て「普通の顔してると思いました」と笑顔。  課題となっていた「女子の選手はパンチでバーッと来る選手が多いので顔の辺りに潜り込まれるのが凄く嫌で。それが来ると潜り返してしまう癖がアマチュアの時からあって」とバッティングの原因となっていた癖についても「最初は怖いのもあったんですが、ちゃんとそこは克服できた。しっかり直せたかと思います。自分の中でもよかったと思います」と、しっかり克服できたと実感。  今後の目標を聞かれると「MIOさんと試合をしている時からK-1に階級を作ってもらうことを目標にやっているので、私がその筆頭になってみんなで頑張れたらなと思います」と、女子アトム級のタイトルをK-1でも作ってもらえるようにアトム級のみんなと頑張っていきたいとした。 「今までKANAさんがK-1で女子の道を作ってくれたので、私がその後を見習ってアトム級の道をしっかり自分が先頭で作っていけるように、実力からちゃんとやっていきたいと思います」と、女子アトム級を引っ張っていくという自覚に満ち溢れているようだ。  また、試合前に見ていた冬季オリンピックで活躍する選手たちから大きな刺激を受けたということも。「スケートが好きなので見ていたんですが、今年は大舞台で結果もそうですが、チャレンジする姿が目立ってその大舞台で自分を守りに行かず攻めて挑戦する姿がカッコいいと思って。刺激をもらって自分も守りに入らずしっかり勝ちに行こうと思って、試合前にいい刺激をもらいました」と、挑戦する姿勢を学んだと語った。  最後には「次はもっと成長した姿を見せられるように頑張ります」と、さらに進化していくことを誓っていた。
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