【Krush】東大vs慶應卒のインテリ対決＝松本篤人vs斉藤雄太、林勇汰vs佑典は“パーマ対決”、弘輝は他団体王者・鈴木翔也を挑発

　2022年2月20日（日）東京・後楽園ホール『Krush.134』の前日計量が19日（土）都内にて13：00より行われた。 　第7試合のKrushスーパー・ライト級3分3R延長1Rで対戦する、松本篤人（バンゲリングベイ・スピリット）は64.85kg、斉藤雄太（K-1ジム五反田チームキングス）は65.0kgでパス。 　斉藤は「今回の試合は東大vs慶應卒のインテリ対決と言ってもらっていますが、僕は大学生の時に入学早々『慶應では不本意なんだよね』と東大を目指している仮面浪人なんだと言っていたヤツがいて、それ以来東大が大嫌いなので明日は殴ります」と、個人的な恨みをぶつけると息まく。 　とばっちりを受ける形となった松本は「僕は学歴は気にしないけれど、気にされるならそれはそれで。相手も強かったけれど前回、前々回と負けていて。石川さん（Krushエヴァンジェリスト）からMVPをもらったけれどまずは勝たないと行けないので勝利をつかみたいと思います」と、2019年9月ぶりの勝利をつかみたいとした。 　フェイスオフで向かい合った感想は、斉藤が「僕、計量で初めてパンツを拭ぐハメになってフルチン直後にフェイスオフだったので何も考えられなかったです」と言って笑いをとれば、松本は「目力が強かったですね。僕もいい年で斉藤選手も年が行ってると思うけれど、おしゃれだったし、仕事の都合で自分疲れすぎているなと思いながら目力に圧倒されました」と苦笑。 　どんな勝ち方をしたいかとの問いに、斉藤は「お互い負けているタイミングでぶつかるので、いい勝ち方をすれば勝った方がトップ戦線に食い込めると思う。負けた方は脱落する大きな意味合いがある。自分はもちろん生き残る」との決意。松本は「KOを狙っているんですが判定がどうも多い。頑張っても。斎藤選手は勝っても負けてKOなので、斎藤選手の流れに乗っかって自分がKOで終われればいいかなと思っています」と自分にKOチャンスが巡ってくれば、と話した。 　第6試合のKrushフェザー級3分3R延長1Rで対戦する、林勇汰（FLYSKY GYM）と佑典（月心会チーム侍）は共に57.4kgでパス。 　佑典は「僕、2連敗していて応援してもらっている人たちの期待を裏切ってしまっているので、今回は自信あるし、パーマ対決なのでどっちが本物のパーマか決めたろと思っています」と“パーマ対決”とのテーマを打ち出す。 　対する林は「2戦連続でサウスポーなのでサウスポー慣れしていい勝ち方をして、流れた試合を実現させたいと思います。あと、パーマ対決は僕の勝利だと思います」と返した。 　フェイスオフで向かい合った感想は、「しっかり目を見た感想はいい子なんやろなって感じなので、リング上ではいい子でも殴らなあかんから明日は倒します」（佑典）、「顔が小さいなと思って。そこだけです」（林）と両者とも見た目の感想。 　どんな勝ち方をしたいかとの問いに、佑典は「とりあえず勝ちが欲しいのでこだわりはない。テーマは石川さんのMVPを獲ること」とし、林は「僕もとりあえず勝ちたいと思うけれど、インパクトある勝ち方をしてこれから先につなげる勝ち方をしたいです」とした。 　第5試合のKrushライト級3分3R延長1Rで対戦する、鈴木翔也（OGUNI-GYM/NJKFライト級王者）と弘輝（WORLD TREE GYM/team ALL-WIN）は共に62.4kgでパス。 　弘輝は「相手は現役の他団体王者で二階級制覇かもしれないけれど、それはヒジと組みありのルールのことで、Krushのリングに立てばそのベルトはスクラップと変わらない。それを証明します」と挑発的なコメント。 　鈴木は「8年ぶりのKrush参戦で、林選手のお兄さん（林将多）と中島剛志選手に2回負けていて勝ちがないし、ヒジありでベルトを巻いてきましたがK-1ルールで強いのはK-1選手なので、ヒジありが生きる部分もあるけれど僕が一番グリーンボーイだと思っているので。34歳だけど誰よりもハングリーに勝負をもぎ取るので結果で見てもらえればと思います」と、8年ぶりの参戦でKrush初勝利を狙う。 　フェイスオフで向かい合った感想は、弘輝は「相手と向かい合った時にいろいろなものを感じるタイプなんですが、全く何も感じなかった。ベルトを持っているからチャンピオンってどんなにオーラがあるのかと思っていたけれどただの一般会員だったので問題なく行ける」と、やはり挑発的な言葉を口にする。一方の鈴木は「思ったより背が高い」とだけ言った。 　どんな勝ち方をしたいかとの問いに、弘輝は「相手がベルトを2本獲っていて2階級王者、老舗で名前もある団体の王者なので、それなりの実力あると思っているから、それでベテランなのでそれを俺みたいなヤツが完封できたら、なおかつKOできたら向こうの気持ちが折れるかと思っているので気持ちを折るのがテーマです」と言い放つ。 　その言葉に対して鈴木は「60kg近辺でお仕事しているのでその階級の選手は知っていますが、階級が上がると全然知らなくて。階級を変更して初めて拝見しました。ベスト4選手（第6代Krushライト級王座決定トーナメント）なのでどういう勝ち方をするかで今後のキャリアが決まるので、僕はKrushに思い出作りに来ているわけではないのでしっかり結果を出したい」と、勝利を誓った。