2022年4月24日(日)名古屋国際会議場イベントホールで開催される『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』の第1弾対戦カードが発表され、日タイ国際戦としてタナデー・ウォーワンチャイ(タイ)vs國本真義(MEIBUKAI)、スペシャルワンマッチとして山田航暉(キング・ムエ)vs老沼隆斗(Struggle)の2カードが決定した。
日タイ国際戦に出場するタナデーは“タナデー・トープラン49”のリングネームで軽量級のトップ戦線で活躍し、2018年大会では福田海斗と「True4U」スーパーフライ級タイトルマッチを戦った(タナデー判定負け)。その後一旦リングを離れたものの、昨年2021年10月に戦線復帰し、いきなりフライ級のトップ選手ペットデー・ウォーサンプラパイと対戦、得意のヒザでKO勝利を飾り依然としてトップクラスの実力者であることを証明した。
対する國本は地元愛知「MEIBUKAI」所属、元ルンピニー2階級王者のウィサンレックをトレーナーとして実力をつけ、2020年12月のWMC(World Muaythai Council)インターコンチネンタルバンタム級王座決定戦ではWMC日本バンタム級王者の稔之晟(TSK japan)に得意のローキックと前蹴りを多用し、パンチとのコンビネーションで終始攻め続けフルマークの判定勝ちで王者に輝いた。
今回初のタイ人選手との試合となる國本だが、ウィサンレックトレーナーと万全の対策を練って臨むであろう。タナデーが一流の実力を見せつけるのか、國本が地元の声援を受け強豪タイ人選手を撃破するか。
山田は2018年9月『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』の石川直樹戦を最後に一旦はリングを離れたものの、ムエタイへの情熱は途切れることなく今回の大会で復帰を決意。約4年ぶりのリング復帰となるが、これまでも福田海斗らとトレーニングを継続しており問題はないという。
そして、この山田に立ち塞がる老沼は空手仕込みの多彩な蹴り技で2018年6月に総当たりリーグ戦で優勝してREBELS-REDスーパーフライ級王座に就き、REBELS軽量級のエースとして君臨。2度の王座防衛に成功している。9月の『KNOCK OUT』ではNJKFバンタム級2位・清志を上段後ろ回し蹴りでKO、12月のREBELSでは延長戦の末に心直から勝利をもぎ取った。REBELS王座は2021年2月の3度目の防衛戦で白幡裕星に奪われたが、6月にはNKBに乗り込んで同団体バンタム級4位の海老原竜二に判定2-0で勝利。10月の『RIZIN』に出場を果たすも、奥脇竜哉に判定2-0で惜敗。11月には花岡竜にKO負けを喫し、連敗中。
復帰戦でいきなり国内トップクラスの老沼と対戦することとなった山田、もう星を落とせない老沼と両者にとって過酷な一戦となった。