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2022年3月20日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催される「RIZIN.34」の第一弾カード発表会見が2月16日、都内にて行われ、フェザー級で、萩原京平(SMOKER GYM)と弥益ドミネーター聡志(team SOS)が対戦するなど、8試合(MMA4試合+キック4試合)が発表された。
ウェルター級では、ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)と阿部大治(フリー)の元UFC対決が実現。
▼ウェルター級(77.0kg)5分3R
ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)
阿部大治(フリー)
元HEAT王者のストラッサーは、UFCで3勝2敗からRIZINに参戦。北岡悟、住村竜市朗から勝利を収め、その後はBellatorでレスリングの強豪エド・ルース、連勝中のジェイソン・ジャクソンに敗れたが、2021年11月に川中孝浩(BRAVE)を1R 肩固めに極めて一本勝ち。国内トップの実力を示している。
両者は主催者を通じてコメントを発表。
ストラッサーは「今回、地元大阪で行われる『RIZIN.34』に起用して頂きありがとうございます。前回出場した『RIZIN TRIGGER 1st』で川中選手に1R一本勝ちをしました。RIZINファンの皆さんに今回も海外を主戦場として戦って来たウェルター級の強さをお魅せします! 対戦相手の現DEEPウエルター級暫定王者・阿部選手ですが、『RIZIN.31』ではライト級に下げて、いつもより元気なく負けてしまいました。僕の印象としては、減量が上手くいかず、本来の強さが出せなかったような印象です。今回は元の階級のウェルター級に戻してくるので対戦が楽しみです。阿部選手も僕と同様にUFCを経験している非常に強い選手です。当日は元UFCファイター同士、プロのMMAの試合を皆さんにお魅せしますので、応援宜しくお願い致します!」と、本来のウェルター級に戻した、元UFCの阿部との戦いを「楽しみ」と記した。
続けて、5月で41歳を迎える不惑のストラッサーは、「そして最後に! 40代の強さに是非注目してください!! 今までのキャリアで培った、技術・パワー・スピードを兼ね備えた40歳は最強という事を必ずお見せしますのでファンの皆様、期待して待っていてください。今回も必ず完全決着で終わらせます! おす!」と、フィニッシュ勝利を誓っている。
対する阿部は、柔道インターハイ90kg級で優勝後はキックボクシングでプロデビューし、2014年8月に初代J-NETWORKライトヘビー級王座に就いた。10勝4敗の戦績を残すとMMAに転向し、2017年7月にはPANCRASE史上最速4戦目でウェルター級王座に就いた。同年9月にUFCデビューを果たして勝利するも、その後は連敗。2018年10月から参戦したONEでも結果は残せず、2020年8月からDEEPに参戦すると、3連勝してDEEPウェルター級暫定王者となった。
2021年10月にライト級でRIZINに参戦。アキラを相手に2R、ノースサウスチョークで一本負けを喫している。
ストラッサー戦に向け、阿部は「3月20日のRIZIN大阪大会に呼んでいただきありがとうございます! 対戦相手はストラッサー選手、総合力が強い選手だと思います。前回の負けからフィジカル強化を徹底的にやっております。進化した姿を今回の試合で見せたいと思います。ストラッサー選手、バチバチな面白い試合やりましょう! ファイトスタイルを貫いて何が何でも勝ち取ります!ファンの皆さん楽しみにしていてください」と、真っ向勝負を望んだ。
RIZINでウェルター級のトップにつくのはストラッサーか阿部か。