平岡(右)はTRY HARD GYM女子部の“主将”らしいコメント、田渕は再計量でのパスを目指す(C)RISE
2022年2月12日(土)東京・新宿 FACE『RISE EVOL.10 & GIRLS POWER.6』に出場する女子10選手の前日計量が、11日(金)都内にて14:00より行われた。
セミファイナル(第9試合)のアトム級(-46kg)3分3R延長1Rで対戦する、同級2位・平岡琴(TRY HARD GYM)は45.95kgで一発パス。ニッコリと笑顔を輝かせたが、RISE女子フライ級1位・田渕涼香(拳聖塾)は46.25kgで250グラムオーバー。
平岡は極真会館の『全日本女子ウェイト制空手道選手権』軽量級優勝の実績を持ち、多彩な蹴り技が持ち味の選手。昨年2月には3連勝でRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑み、ダウンの応酬の末に判定で敗れると、同年8月にerika、10月にはsasoriに判定負け。2021年4月には小林愛理奈に判定2-0で惜敗と泥沼の4連敗。しかし、9月の奥脇奈々戦で勝利をつかみ復活の狼煙をあげた。歯に衣着せぬ発言で話題を呼ぶ“怖いお姉さん”だ。戦績は10勝(3KO)7敗1分。
今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、マスコミ公開を行わなかったため前日会見もなく、平岡の“怖いお姉さん”ぶりを発揮する発言の場がなかったが、「間違いなく私の試合が一番面白いので、絶対に見逃さないでください。明日はTRY HARDの強さを見せつける一日にします」と、今大会3選手が出場するTRY HARD GYM女子部の“主将”としてアピール。
田渕は幼少の頃からフルコンタクト空手を始め、様々な大会で優勝。2020年12月にはプロ4戦目でRISE QUEENフライ級暫定王者・小林愛三からダウンを奪うアップセットを起こし一躍名を馳せた。その後、RISE QUEENフライ級タイトルマッチでの小林との再戦では敗れ、2021年7月のRISEで花田麻衣に勝利も10月のホーストカップではミネルヴァ・スーパーフライ級王者の聖愛に判定で敗れている。前戦ではシュートボクシングでMISAKIとSB日本女子アトム級王座決定戦を争うも判定で敗れて王座獲得ならず。
250グラムオーバーも動揺は一切なく、「今回46kg契約ということで、全力を出し切って全力でぶつかりたいと思います」と、再計量までにしっかり落とし切る自信を感じさせる力強いコメントをした。