2022年3月12日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.2』の追加対戦カードと参戦決定選手が発表された。
元REBELS-BLACKスーパーウェルター級王者の日菜太(クロスポイント吉祥寺)が、2021年2月の海人戦以来、約1年ぶりの復帰戦を行うことが決定。
日菜太は2005年6月にRISEでプロデビューし、満15周年を迎えた大ベテラン選手。2008年7月に初代RISEミドル級王座、2013年4月にREBELS初代王座を獲得。K-1 WORLD MAXや新生K-1 WORLD GPにも出場し、アンディ・サワー、ジョルジオ・ペトロシアン、アンディ・リスティー、アルバート・クラウスら世界トップクラスと拳を交えてきた。
2021年2月、REBELS最終興行で海人との世代交代を懸けたREBELS-BLACKスーパーウェルター級タイトルマッチで敗れて「今日で区切り付けます」と引退を示唆していたが、11月に練習を再開。自身のSNSにて「来年で闘うことを終わりにします! コロナ禍もあり色々な人が見に来れなかった試合で辞めるのはやっぱり良くないって思いました」と2022年を最後の年にすると宣言していた。
KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)の出場も決定。
小笠原はジュニアキックで活躍後、2011年7月にプロデビュー。2013年5月にプロ9戦目でREBELS-MUAYTHAIフライ級王座を獲得、2015年7月にはREBELS52.5kg級王座も手にした。2017年9月、ISKA K-1ルール世界バンタム級王座を獲得。2021年3月にはトーナメントを制してKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王者となった。サウスポーから放たれる左ストレート、左ミドルキックが得意。2021年11月、壱・センチャイジムの挑戦を退けて王座初防衛に成功している。戦績は38勝(19KO)6敗1分。
日菜太と小笠原の対戦相手は後日発表となる。
そしてワンマッチ2試合も決定。KNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1Rで栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺) と角田泰盛(CRAZY WOLF GYM)が対戦。
栗秋は強打を武器に2020年2月のKNOCK OUTで駿太をヒジでTKOに破るなど4連勝を飾っていたが、その後は宮元啓介、ダウサコン、笠原友希、そして2021年1月には兼田将暉にも敗れて泥沼の4連敗。KNOCK OUTエースの座からかなり後退した。5月にNo-Ri-を初回KOに破り、ようやく連敗を脱出したのも束の間、9月に九州プロキックボクシングで銀次にKO負けを喫した。
角田は兵庫県神戸市出身。空手をバックボーンに持ち、新日本キックでは2017年11月に櫓木淳平に判定勝ち、2020年2月には甲斐康介にロー&左右フックで判定勝ちしている。また、2019年6月には中国のMMA大会『WARS.35』でMMAルールにも挑戦した。2021年11月にKNOCK OUTへ初参戦を果たすと、いきなり安本晴翔と対戦。2度のダウンを奪われるも最後まで戦い抜き、安本の連続KO記録を途切れさせた。
KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級3分3R延長1Rでは、クボ マサヤ(PHOENIX) とApollo中山(GOD SIDE GYM)が対戦。
クボは『GLORY』で、2017年の「ファイト・オブ・ザ・イヤー」を受賞、日本人選手唯一の専属選手契約を勝ち得た選手だ。GLORYフェザー級トーナメントで準優勝の実績も持つ。2021年3月のKNOCK OUTではKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント準決勝で鈴木千裕と対戦も、1R1分25秒でマットに沈んだ。12月の『BOM』でKJヒロシを判定2-0で破り、再起を果たしている。
中山は幼少期から剣道・柔道などを学び、柔術の大会にも出場。地下格闘技を経て、2021年KNOCK OUTアマチュア・アダルト65kgトーナメント優勝。2021年8月にカミシロとドロー、9月には般若HASHIMOTOに延長戦の末に敗れるも場内大熱狂の激闘を演じた。10月大会ではYUYAとドローも、2022年1月には小磯哲史を右フックでKOしている。