2022年3月26日(土)東京・後楽園ホール『Krush.135』の追加対戦カードが発表された。
バンタム級3分3R延長1Rで、藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER) と豊田優輝(B.W) が対戦。
藤田は2018年11月にKrushでプロデビューし、4勝(1KO)4敗の戦績。2021年2月に大石和希にKO勝ちも前戦は11月に池田幸司にKO負け。豊田はK-1カレッジ2019 -60kg優勝の実績を持ち、戦績は2勝4敗1分。2021年5月に大石和希に判定勝ちも9月には松谷桐に判定負けを喫している。
フェザー級3分3R延長1Rでは、立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)と秀樹(レンジャージム) が対戦。
立基は2020年9月から3連勝するも前戦の2021年9月に宮崎勇樹に判定負け。戦績は3勝2敗。秀樹は2020年7月に知良に判定勝ちした後は玖村修平、稲垣澪と強敵との対戦が続き2連続KO負け。戦績は3勝(2KO)5敗。
4人とも前戦は敗れており、勝利を奪い取りたいところだ。
2月大会で女子アトム級が4試合組まれたのに続き、今大会でも女子が3試合決定。すでに発表されている真優(月心会チーム侍)vs鈴木万李弥(志村道場)の女子フライ級3分3R延長1Rに加えて決まったのは、女子ミニマム級3分3R延長1Rの真美(Team ImmortaL)vs美伶(WARRIOR OSAKA)と女子アトム級3分3R延長1RのMOE(若獅子会館)vs森川侑凜(GRES 8Mile GYM)の2試合だ。
真美はアマチュアで15戦全勝の戦績を引っ提げて2018年10月にプロデビュー。2021年11月にERIKOを破り、NJKFミネルヴァ・ライトフライ級王座を獲得した。Krushでは2020年6月の初参戦で高梨knuckle美穂に判定負けを喫したが、2021年6月にはケイト・ウィラサクレックを延長戦の末に判定2-1で降した。今回はミネルヴァ王者としての参戦となる。戦績は8勝(2KO)4敗。
美伶は空手をバックボーンに持ち、関西屈指のハードパンチャーとして活躍。極真系の世界大会に出場してベスト8入賞、2018年に開催されたJFKO主催『第1回国際フルコンタクト空手道選手権大会』にも出場している。K-1アマチュア大会で活躍し、第8回K-1アマチュア全日本大会で優勝した実績も持つ。2019年11月に19歳でプロデビュー。2021年3月に同じく空手出身のケイト・ウィラサクレックを判定で破り、3戦目にして12月のK-1で高梨knuckle美穂の相手に抜擢されて判定で敗れるも、延長戦までもつれ込む接戦を演じた。
両者ともパンチ主体のファイトスタイルだが、どんどん前へ出て手数で攻める真美に対し、美伶はステップを多用して動き回りながらカウンターや飛び込みの一発を当てに行くタイプ。
MOEは第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg優勝。現役JKファイターとして2018年12月にKrush初参戦。2020年の「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」では準決勝でチャン・リーを破って決勝へ進出するも、菅原美優に敗れた。2021年5月のK-1で優にも敗れて連敗中。戦績は3勝5敗。
森川は2020年9月5日の『KHAOS.11』にて、優勝者は「夢」を叶えることができるご褒美付きのワンデートーナメント「DREAM KHAOS」で優勝し、「一日ラウンドガールをやりたい」という夢を叶えて9月大会では颯爽とラウンドガールを務めた。しかし、その後はNOZOMIに判定負け、Kihoと引き分けと足踏み状態。2021年8月には加藤りこに判定勝ちも、10月の松谷綺戦では判定負け。戦績を3勝3敗2分とした。
長い手足を活かした蹴りとワンツーを得意とするMOE。一方の森川は打たれても突進してノークリンチで手数を出すファイタータイプ。前回の優戦では最後にパワー負けして押し込まれたMOEが、森川の突進をどう捌くことができるかが見どころだ。