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【RISE】初のOFG大会に気合いの入る山口裕人・侑馬「僕と裕人の試合が盛り上がればそれでいい。なんなら他はスベってほしい(笑)」(侑馬)

2022/02/04 12:02
 2022年2月16日(水)東京・新宿FACE『RISE FIGHT CLUB』に出場する、山口裕人(道化倶楽部)と山口侑馬(同)の山口兄弟が、3日(木)所属ジムにて公開練習を行った。 『RISE FIGHT CLUB』は昨年5月から試験的に導入されたオープンフィンガーグローブ着用によるRISEルールで全試合が行われる新大会。山口兄弟はOFGを着用してのマススパーを披露し、お互い右カウンターを狙い、ショートの距離でもやり合うなど、一緒に練習しているだけあって似た動きを見せた。  今年から道化倶楽部(ピエロクラブ)として独立し、今回が独立してからの1戦目となる。「いいスタートダッシュが切れるように勝ちたいなという気持ちはいつもより大きいですかね」(侑馬)「勝たなあかんですね。それだけですね。気合いは入っていますね」(裕人)と、それぞれ新しい船出を勝利で飾りたいとする。  新ジムは「ちょっとずつ出来ています。めちゃお金かかってます。みんなに助けてもらってます」(裕人)と、周囲の協力で設備も整ってきているという。  練習は「それぞれ出稽古したり、いろいろな人とやる感じ。ミットはここで2人でやっています」(裕人)、「やってることもそんなに変わったことはないので。ただ場所と自分のモチベーションが変ってきたということですかね」(侑馬)と大きな変化はないようだ。山口道場時代から2人で練習することは多かったが、互いに仮想対戦相手になって協力しあっているのかと聞かれると「侑馬は俺の相手の動画を見てないと思うし、俺も見てない(笑)。自分のことでいっぱいだから」(裕人)と笑った。  改めて対戦相手の印象を聞くと、木村“ケルベロス”颯太(心将塾)と対戦する侑馬は「デカい。この階級で180cmあるから大分デカいですよね。基本、みんな僕よりはデカいけれどここまで差がある相手は初めてかなと。距離も遠くなるんだろうし、考えてやってるけれど、詰まってしまえばいつもと一緒の話やから。そこまでどうやって持っていくかですね」と、長身を警戒しながらも距離を詰めてしまえば一緒だとする。  東修平(AACC)と対戦する裕人は「何も考えてないです(笑)。向こうもアホやと思うので、前に出るだけ。だから殴り合うだけです。そのイメージですね。相手の動画を見ているけれどラウェイとMMAの試合しかなくて、それ見ても前に行っているのでそんなに賢い戦い方はしないと思うんですよ。僕と一緒で(笑)」と、お互いに前へ出て殴り合う試合になるのではないかと予想した。  2021年5月にRISE初のOFGマッチでYA-MANと対戦してKO負けを喫し、この試合で指を骨折して今回が9カ月ぶりの再起戦となる侑馬は、その間「出来ることをやっていました。フィジカルトレーニングしかしてないですね。筋トレをめっちゃしました。それしかしてない」と言い、その成果は「練習ではOFGで思い切り殴ることはないから、試合をしてみないと分からない」と、試合でどれだけのパワーが付いたかを試してみたいとする。  これがOFGでの3戦目(1勝1分)となる裕人は「今まではちょっとビビりすぎていましたね。OFGだからと言って。それをやめようと思った。先に当てられたらいいやと前より攻めようかなと思ってます。相手も前に来ると思うから。そっちの方が面白いと思う。俺らは見てる人が面白い試合をしますから」と、今回は先手必勝で行くとする。  裕人の『RISE FIGHT CLUB』に懸ける気持ちは強く「大成功してこれからもやってもらわな。全部出ますよ。怪我しないかぎりは。月イチはさすがに無理だけど(笑)」と、毎大会出るという張り切りよう。  侑馬は「別に盛り上がろうがスベろうが勝手にしてもらっていいです。自分の試合が盛り上がればそれでいいって感じ。他の選手は別に仲間じゃないので、僕と裕人の試合が盛り上がって、なおかつ勝てたらそれが興行的に盛り上がることにもつながるし、そんな感じです。なんなら他はスベってほしい(笑)」と、この大会は山口兄弟が盛り上げていくと話した。
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