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2022年2月2日(水)都内にて、RIZINが『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd』(2月23日・エコパアリーナ)および『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』(3月6日・会場非公開)の2大会の対戦カードを発表。会見後、榊原信行CEOが、2022年の朝倉未来(トライフォース赤坂)の初戦が4月か5月になると語った。
会見後の囲み取材で榊原CEOは、大晦日に斎藤裕(パラエストラ小岩)への再戦で判定勝利した朝倉未来の次戦について、「どうなんですかね。“1人アングル”が得意なので、『Bellatorとの3対3』なんて聞いてもいなくて『何だろう、それ』と話していたところでしたけど(笑)、それでも信頼関係はあるので近々にしっかり話をして」と、朝倉が提案したBellatorとの3対3対抗戦については聞いていない、としながらも話し合いを持つと語った。
朝倉の動向は、16選手参加というフェザー級GP開催にも関わってくる。
「今年フェザーで何を見せるか。外国勢が日本に入れるか入れないかによる。フェザー級選手の対立概念を日本人同士で作るのか。外国勢をからめるとGPの風景も変わるので、もう少しその辺の方向性を見極めたい」と、榊原CEOはGPの展望を語る。
そして「未来も割と“コンスタントに試合をしたい人”なので、3月は無いでしょうけど、春先、4月、5月あたりに今年のシーズン1発目になるんじゃないかなと思います」と、朝倉未来の次戦を語った。果たして朝倉のGP参戦はありうるか。
Bellatorとの「3対3」の対抗戦でなくても、入国が困難な海外勢との対戦の機会を作りたい、と榊原CEOは語る。
「日本で待っていてもしょうがないので、3月の次のLANDMARKはあえて海外でやろうと準備しています。日本人選手が米国へ行けば、アメリカ人と戦える。日本だけ鎖国した感じではどんどん置いていかれる。選手たちともそういう話をしています」と、今後のLANDMARKの海外開催を具体的に実行したいという。
「米国ではMMA興行を開くのに、有観客・無観客にかかわらずプロモーターライセンスが必要なので、誰かと組んでやる。Bellatorとも、メイウェザープロモーションとも話しています。どこかのタイミングでコンパクトな形で日本のトップアスリート5人の選手・関係者を連れて行く。ファンの人も日本人対決に飽きる部分もあると思うので、自ら動くことを実行したいなと思っています」
朝倉未来の次戦はいつどこになるか、そしてRIZIN LANDMARK米国開催は実現するか。パンデミックのなか、生き残りをかけた次の一手は進んでいる。