MMA
インタビュー

【RIZIN】那須川天心と世界王座争うブランコが自信満々「KOするつもりで日本へ来た。攻めて攻めて前へ進み彼を後ろに下がらせる」

2019/05/31 18:05
 2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催の『RIZIN.16』メインイベントで、那須川天心(TARGET/Cygames)とISKA世界フェザー級王座決定戦を争うISKA世界バンタム級王者マーティン・ブランコ(アルゼンチン)が5月31日(金)大阪市内のホテルで事前インタビューを行った。  当初、那須川は王者アメッド・フェラージ(フランス)に挑戦するはずだったが、「正当な理由もなく試合をキャンセルし、指名防衛戦を拒否したため、(ISKAは)フェラージ選手のベルトをはく奪し、そのタイトルを空位としました」(プレスリリースより)ため、フェラージに代わってブランコが那須川とISKA世界フェザー級王座を争うことになった。  ブランコは17歳でキックボクシングを始め、20歳からアマチュア大会に出場すると、13年にブラジルのリオデジャネイロで行われたWAKOサウスアメリカ54kg級で南米王者、翌14年には母国のアルゼンチンで行われたWAKOパンアメリカン54kg級でアメリカ大陸王者に。 その後、16年にWKFアマチュア世界大会でK-1ルールとフリースタイルルールで2つのタイトルを獲得するなどの実績を残し、25歳でプロデビュー。KBOXサウスアメリカ大会での54.5kg級優勝を皮切りに、WAKOアルゼンチン54kg級、WKFアルゼンチン54.5kg級、ISKAアルゼンチンバンタム級の王座に輝いた。  18年11月には総合格闘技のリングでも戦っているチリ人のマウリシオ・ドノソとISKA世界バンタム級王座を争い、判定勝ちで王座に就いた。オーソドックス構えで左右のローキックを得意とし、右アッパーを含む細かいパンチで出入りするスタイルで10戦8勝(3KO)の戦績。 スピードでも対抗できるし、私の方が勝っている ――現在のコンディションは? 「この試合のために準備してきていいコンディションです」 ――那須川選手の印象は? 「いい選手だと思いますが、私がKOするつもりで日本へ来ました」 ――どんな試合を見せたいですか? 「準備は出来ているのでいい動き、全局面で攻めたいと思います」 ――絶対に2RでKOすると言っているのはなぜ? 「それは私の希望です。早いラウンドで決着をつけたいと思って言いました。1Rは相手の様子を探って、それをベースに2Rに自分の力を出して決着をつけたいと思います」 ――キックボクシングを始めたきっかけは? 「サッカーが好きだったんですが、サッカーだけじゃなく他のスポーツもやってみたいと思ってキックボクシングを始めました。自分にとってキックボクシングは入りやすい、やりやすいと思って始めたのがきっかけです」 ――得意な攻撃は何ですか? 「パンチの連打です。特に右ストレートと左ボディアッパーです」 ――那須川選手のことは以前から知っていましたか? 「はい、前から知っていました。試合の動画を見ていましたね」 ――那須川選手と言えばスピードですが、彼のスピードはどうですか? 「私はそれに対抗できる自信があります。スピードで勝っていると思っています」 ――ほかに勝っていると思うところはありますか? 「自分は攻めて攻めて前へ進み、彼を後ろに下がらせます」 ――バンタム級の王者ですが今回はフェザー級。2階級違いますが問題ないですか? 「普段はバンタム級でやっていますが、フェザー級でも今まで試合をしたことがあるので問題ないです」 ――今回の試合オファーが届いたのは? 「2週間前です」 ――準備期間短いですが問題ないですか? 「7月のアルゼンチンでの他の試合に向けて準備をしていたので問題はありません」 マーティン・ブランコ「ナスカワは偉大だが自分もそうだ」 「(RIZIN初参戦で)とてもハッピーでRIZINには感謝している。世界最高のイベントの1つだから、また呼んでもらえるようになりたい。(日本で戦うことは)私は生まれてから、このスポーツが好きなので、光栄に思うよ。(対戦相手の那須川は)偉大な対戦相手であり十分な選手である。でも自分もそうであるとわかっている。(この試合に向けて)急に試合が決まったので、あまり練習する時間はなかったけど、もし十分に時間があったとしたら、スピード、反応、KOを奪うためのトレーニングをしてきた。(格闘技を始めたのは)13年前。何かスポーツをしたくて、格闘技好きだったから。(憧れのファイターは)アンディ・サワー。ファイトスタイルとコンビネーションが好きだ。僕のインスタグラムとFacebookをフォローしてほしい!」
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