セミファイナルで激突する古村(左)と新日本キック王者の高橋
2022年のシリーズ開幕戦となる1月22日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.1』の前日計量&記者会見が、21日(金)都内にて行われた。
セミファイナル(第8試合)のKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rで対戦する古村匡平(FURUMURA-GYM)と高橋亨汰(伊原道場本部)は共に62.4kgで計量をパス。
計量後の会見で高橋は「明日はしっかり古村選手に勝って、重森選手に挑戦させないように僕が止めます」と、KNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太への挑戦を狙う古村の野望を粉砕するとコメント。古村も「明日は隣にいるカッコいい人をしっかり倒して、重森選手に挑戦させていただきます」と、そうはいかないとコメントした。
互いの印象を聞かれると、高橋は「去年~一昨年から映像や会場で試合を見せていただいています。強そうだなと思いました。身体も出来ているし、いい感じに仕上げてくれていると思いました。楽しみです」、古村は「まずはカッコいいですね。ライト級はカッコいい人が多いです。正直、殴りたくない選手ばかりですが、さっさと倒してベルトを獲りに行きたいですね。印象は蹴りが上手だなって。コントロール力が凄くあるなって感じです」と、それぞれ評した。
これがKNOCK OUTに初参戦となる高橋は「明日は自分を過大評価しているわけではないですが、古村選手みたいに気持ちのいい選手と試合をすれば自然と面白い試合になって僕の名前を覚えてくれると思います。自然と面白くなると思います」といい試合をして名前を覚えてもらいたいとし、アウェイでの試合については「僕は2019年の6月にREBELSに出させていただいたのがアウェイの最後。夢にまで見たKNOCK OUT出場なので、そこはあまり気にせずにアウェイを楽しもうと思います」という。
そして「お互いに一発で試合を終わらせるものを持っているので、、瞬きせずにしっかり見てください」(高橋)、「しっかり倒して挑戦権を奪い獲るので注目してください」(古村)と、それぞれファンにメッセージを送った。
第6試合のKNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級3分3R延長1Rで対戦する吉野友規(STURGIS新宿=左)は74.5kg、斗吾(伊原道場本部=右)は75.0kgでそれぞれ計量をパスした。
会見で斗吾は「明日は全ての試合の中で一番面白かったという試合をして盛り上げたいと思います」、吉野は「まず去年8月に試合があったんですが体調不良で流してしまい、ご迷惑をおかけしました。明日は斗吾選手、よろしくお願いします。倒しに行きます」とまずはコメント。
互いの印象を聞かれると、斗吾は「印象は映像で見る限り大きくて1Rからガンガン殴って来る選手なので、そこで負けないように明日は僕もガンガン行くと思います」、吉野は「ここに入った時に姿を見させていただきました。落ち着いていてオーラを持った選手で、戦わせていただけることに感謝しています」と、それぞれ評する。
現体制になってからのKNOCK OUTには初出場となる斗吾は「アグレッシブに行って、お客さんが斗吾が一番面白いなってパフォーマンスをしたいと思います」と意気込む。アウェイでの試合になることには「僕はずっと伊原会長のもとで新日本キックボクシング協会で試合をしてきましたが、ラジャダムナンとKNOCK OUTで試合をさせていただいています。吉野選手と試合があると聞いた時にはチャンスが来たと思って即行で引き受けました。明日は凄い楽しみです」と、むしろチャンスだと捉えているという。
KNOCK OUTでは重量級となるスーパーミドル級。他の階級の試合とはどんな違いを見せたいかと聞かれると、吉野は「スーパーミドル級は重い階級で、必要なのはスピードかなと思います。パワーはもちろんあるけれども、それよりもスピードを見て欲しい」、斗吾も「吉野選手と同じになりますが、パワーとスピードに注目して欲しいです」と、2人ともパワー&スピードをあげた。
第7試合のKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級3分3R延長1Rで対戦する中島弘貴(LARA TOKYO=左)と曽根修平(チャクリキ武湧会=右)は共に70.0kgで計量をパス。
これがKNOCK OUT初参戦となる曽根は「明日は中島選手というとても素晴らしい選手と試合ができるので、会場を盛り上げる試合をしたいと思います」、迎え撃つ中島は「明日はKOで勝つのがベストですが、狙いすぎると今までの経験上いい試合ができていないので、全力を出し尽くすような試合をしようと思います」とそれぞれ意気込む。
曽根が「中島選手は知名度もあって昔から知っている選手なので、パンチも蹴りも強いと思うのでそこで自分がどれだけやれるか楽しみです」と言えば、中島も「話をいただいた時は知らない選手でしたが、調べてみると海外で強い相手とやり合っているので油断できない相手だと思います」と、互いに相手を警戒する。
初参戦の曽根は「多分KNOCK OUTファンは自分のことを知らないと思うので、前にどんどん出て自分の名前を覚えてもらいたい」と、インパクトのある試合をするつもり。アウェイでの試合になることには「自分は海外経験もあって、試合はほぼアウェイなので全く気にしません。こんなビッグイベントで中島選手との試合の話が来たらひとつ返事でだけでした」と全く問題ないとした。
スーパーウェルター級(70.0kg)もKNOCK OUTでは重量級となる。他の階級の試合とはどんな違いを見せたいかと聞かれると、曽根は「70kgはスピードもあり、破壊力もあり、スピードもある試合になると思います」、中島は「スピードもあって、軽量級にはない迫力もあるような試合が見せられると思います」と、それぞれ特色を出したいと答える。
そして、曽根は「自分の名前を覚えてもらえるようにアツい試合をします。それと北九州から来たからには勝ちに徹して戦います」と必勝を誓い、中島は「明日は自分にもお客さんにも納得ができる試合をお見せします」と話した。