立っても寝技でもどちらでもいい(クレベル)
同じグラップラー同士だが、オーソドックス構えのクレベルに対し、佐々木はサウスポー構え。クレベルはスタンドでは、未来戦で想定した動きを佐々木戦でもアジャストさせるか。
佐々木は、前戦で強打者・堀江の打撃を被弾しながらも決定打はもらわず。同時にジャブ&ストレートから組みに行くも、テイクダウンからの寝技の決定機も作れず判定負けとなっている。
両者ともにいかにスタンドで立ち会い、いかに得意の寝技に『いい形で』持ち込むか。クレベルは寝技巧者の佐々木相手に、中途半端な引き込みは後手に回る可能性もある。佐々木は進境著しい打撃でも、クレベルの変則的な打撃を封じることが出来るか。
佐々木は、「山崎(剛Me.We代表)さんらといろいろ話合って、何があるか分からないけど、ゲームプランはもう決めています」と、クレベル攻略に自信。
一方のクレベルも「(佐々木と)同じで“試合は何があるか分からない”けど、打撃・寝技どちらでも心配ない。問題ない。もっと強くなっているから、立っても寝技でも何でもいいよ。考えるのは勝つことだけ」と、どの局面でも勝利に自信を見せた。
Bellatorが来ても、日本のファンのために熱い戦いをしたい(クレベル)
2022年のRIZINの開幕戦に向け、佐々木は、「今回一発目でしっかり勝ってブチ上がって、2022年、ファンとともにいい試合にしたい」とスタートダッシュにしたいと抱負。
クレベルは、「2022年は間違いなくベルトを獲っていきたいです。この試合はいい試合で勝って、榊原さんからタイトルマッチのチャンスをいただけたら、必ずベルトを獲って、GPも優勝していきたいと思います」と、フェザー級の王座獲りを宣言。さらに、2022年に噂されるフェザー級ワールドGPにRIZIN王者として、世界の強豪を迎え撃ちたいとした。
「私の昔からの考えで、外国人選手が来ても、私が日本代表としてみんなと戦っていきたいと思います。日本のファンのおかげでこうしてRIZINに戻ることが出来たので、Bellatorの外国人が来ても、日本のファンのために熱い戦いをしたいです。日本で戦って、私の名前を大きくして覚えてもらいたいと思います」というクレベルは、あらためて、「今後、いろんな(団体からの)話(オファー)があっても、ほかのイベント、行かないです。とりあえず、日本の中で、RIZINのトップとなって、私の名前を残し、サトシ先生のようにベルトを獲っていきたいです」と、RIZINでの王座獲りを目指すと語った。
この日、ほかにもフェザー級で、新居すぐる(Potential)vs.山本空良(パワーオブドリームジム)、バンタム級で、倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe)vs.加藤ケンジ(3POUND K.O.SHOOTO GYM)の2試合が決定。
榊原CEOは、「最終的には12試合くらい。静岡にゆかりのある選手も出場し、どんなドラマを見せてくれるか。2022年もRIZINらしく、ファンとともに歩んでいきたと思います」と語っている。