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2022年5月13日(日本時間14日)、英国ロンドンのSSEアリーナことウェンブリー・アリーナにて開催される『Bellator LONDON』のメインイベントとして、「Bellatorウェルター級タイトルマッチ」(5分5R)王者ヤロスラフ・アモソフ(ウクライナ)vs. 挑戦者マイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)が決定したことが18日、発表された。
“ダイナモ”の異名を持つ王者アモソフは、MMA26勝無敗。世界コンバットサンボ選手権で2013年と2014年に82kg級で、2015年と2017年に90kg級で優勝、並行してMMAを戦い、ロシア「Tech-Krep FC」等で連勝。
2018年7月のBellator初参戦でジェラルド・ハリスを判定で降すと、エリック・シウバ、デビッド・リッケルズ、エド・ルース、マーク・レミンガー、ローガン・ストーリーら強豪相手に6連勝。2021年6月に当時Bellator世界ウェルター王者のドゥグラス・リマに挑戦し、判定3-0で勝利し王座を獲得した。今回が初防衛戦となる。
対する“MVP”ことマイケル・“ヴェノム”・ペイジは、トリニダード・トバゴ人の父親とジャマイカ人の母親の間に生まれ、英国ロンドンパディントンで育った。
父親の教えの下、4歳から劉家拳を学び、セミコンタクトで顔面パンチありのポイント制のフリースタイル・キックボクシングでもアマチュア世界タイトルを獲得する。
192cmの長身による長い手足、抜群の距離感とタイミングで繰り出される打撃を武器に、2012年2月、母国Cage Rage UKが主催する「UCMMA 26」でプロMMAデビュー。トルネードキックでTKO勝利を決めると、以降も数々のKO劇を見せて来た。
2013年3月のBellator初参戦では、ライアン・サンダースを開始わずか10秒でKO。2019年2月のBellatorウェルター級ワールドGP1回戦でポール・デイリーに判定勝ちし14連勝をマークも、同年5月の2回戦でドゥグラス・リマの右アッパーをもらい初黒星。
しかし、2019年9月にリチャード・カイリー戦の右跳び膝蹴りKOで再起を飾ると、以降6連勝。202110月の前戦ロンドン大会で、元王者のダグラス・リマをスプリット判定判で降し、リヴェンジを果たしている。
打撃を繰り出しながらの強いテイクダウンを誇るアモソフに対し、MVPは、独特の距離感を保つことが出来るか。地元での王座挑戦決定に、「The One & Only MVP Is Back!!!(唯一無二のMVPが帰ってくる!)」と投稿している。なお、大会の模様は、日本語解説付きで、U-NEXTにて配信予定だ。
【写真】Bellator JAPANで花道をNARUTO走りで駆け降りたMVP