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【K-1】高梨knuckle美穂が沖縄の無敗の新鋭Yuka☆と対戦、女子フライ級タイトルマッチは壽美が欠場で中止、KANAはRANとノンタイトル戦

2022/01/14 00:01
 2022年2月27日(日)東京体育館『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』の対戦カード発表記者会見が、1月13日(木)に行われた。  スーパーファイトのK-1女子ミニマム級3分3R延長1Rで、高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)とYuka☆(SHINE沖縄)が対戦する。  高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォンを延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、一階級上の女子ミニマム級に転向すると2020年6月の真美戦でダウンを奪って勝利。9月のK-1ではMIOを判定で降し、K-1の洗礼を浴びせた。2021年3月と7月はMARIに連勝し、12月には空手出身の美伶に延長戦の末に勝利した。戦績は9勝(2KO)無敗。  Yuka☆は沖縄からの参戦で、K-1 JAPAN GROUPには2021年11月の『Krush-EX 2021 vol.7』に初参戦。Krushでは2戦目となるMMAファイターのKAIと対戦し、重い右ストレートを多用して判定3-0で勝利を収めた。戦績は4勝無敗。 【写真】右ストレートを武器として多用するYuka☆ 会見には高梨のみ出席し、Yuka☆からは「皆さん、はじめまして。SHINE 沖縄所属のYuka☆と申します。本日は会見に出席出来ずに申し訳ございません。この度はK-1という大舞台に参戦出来るということで大変嬉しく思います。とても緊張しますが、いつも通り自分らしくknuckle選手を美味しく調理いたします」とのコメントが読み上げられた。  高梨は「対戦相手が会見に来られなくて、会見に来てたらビビらせてやろうと思ってたんですけど、27日は私が必ずKOでぶっ倒すんで、よろしくお願いします」と、いきなりの戦闘モード。  最初に前回の美伶戦の感想を聞かれた高梨は「ちょっと自分の思い通りにいかない部分があったので反省点はありますけど、落ち着いて試合は出来たかなと思います」と振り返り、今回対戦するYuka☆の印象は「前に来るイメージで、パンチも蹴りもアグレッシブな感じで、自分にとっては凄く美味しいなと思います」と評した。  Yuka☆もコメントで「美味しく調理致します」と言っていたが、高梨は「あんまナメんじゃねえよって思いますね。私がぶっ倒します」と、挑発に怒る。 「今年からは新しい自分を見せられたらと思ってて、必ずKOでぶっ倒します」と意気込む高梨だが、前回の美伶に続いて今回もキャリアの浅い選手が相手となったが、ミニマム級に新鋭が集まってきている状況についてどう思うかを聞かれると、「キャリアが浅くても強い選手がドンドン来てくれて嬉しいって思いますね。ドンドン来てほしいですね」と、ミニマム級の層が厚くなっていくことはウェルカムのようだ。  また、今年実現させたいことを聞かれると「K-1のベルトは通過点だと思うので、新設していただくために今回の試合も必ずKOで勝ちたいですし、もっと強くなりたいと思うので、ベルトより先を目標にしています」と、タイトルよりもさらにその先を見ていると語った。  今大会ではK-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチとして、王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が壽美(NEXT LEVEL渋谷)を挑戦者に迎えての初防衛戦が発表されていたが、壽美がスパーリング中に負ったダメージで脳震盪後症候群(のうしんとう・ごしょうこうぐん=脳震盪の後にときおり起こる症状で、めまい・吐き気・頭痛などが長くて数週間後まで続く)の症状が見られ、ドクターより2カ月間の安静・加療が必要と診断されたため欠場が決定。  代わって、KANAはスーパーファイトのK-1女子フライ級3分3R延長1Rで、RAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING STUDIO)と対戦することとなった。  RANは第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-55kg優勝。2020年2月の『RISE GIRLS POWER』でAKARIとの女子高生対決に敗れたが、9月の同大会ではAYAに判定勝ちしている。2021年3月、Krushに初参戦するとファエゼ・ウィラサクレックに勝利したが、7月に真優、12月は池内紀子に敗れた。戦績は4勝6敗。  両者は会見には出席せず、以下のコメントが読み上げられた。 RAN「KANA選手は“以前まで”のK-1女子のカリスマという印象です。どっちの拳が強いか比べてみたくてワクワクしています。クリンチなしの倒しっこ勝負で勝ちます」 KANA「対戦相手は変更になりましたが、1年3カ月ぶりの復帰戦に変わりはないので、このまましっかり集中して完璧に仕上げて、K-1王者としての試合を必ず皆さんの前で見せることを約束します。必ず最高の復活を成し遂げます。壽美選手とはいずれ戦いたいと思います」
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