朝倉未来の勝敗予想はなんと那須川の1R勝利。那須川は冷静に「パターンは3つくらい考えている」と答えた(C)朝倉未来
2022年1月12日(水)、朝倉未来(トライフォース赤坂)が自身のYouTubeチャンネルを更新。「那須川天心と世紀の一戦について語ってみた」と、那須川天心(TARGET/Cygames)とフェラーリでドライブしながら語り合う動画をアップした。
その中で朝倉は那須川のボクシング転向について聞き、大晦日のRIZINで行われた那須川のRIZIN卒業式に参加しなかったのは「天心君は絶対に戻ってくると思ったから。なんだかんだもう一度RIZINの舞台に立つ気がするけれどね。多分戻ってくる気がする。予想しておくわ」と、必ずRIZINに戻ってくると思っていたからだという。
朝倉は「ボクシングで通用しなかったらどうするの?」と聞き、那須川は「そのことは考えてなかったですね。通用するって頭しかなかったですけれど。通用しなかったら、通用するまでやるしかないですね」と答える。
しかし、那須川は「でも僕的にもボクシングをめちゃめちゃずっと長くやるっていうことはあんま考えてないので。まだ23歳なのでどれだけ動けるか分からないですけれど、可能性のある限りいろいろやりたいなとは思いますけれどね」と、ボクシングが最後の挑戦ではないとし、「いろいろやりたいっすもん。分からないです」と様々なことに挑戦してみたいとした。
朝倉が「総合も?」と聞くと、那須川は「やるんだったら(それ)一本でやるしかないと」と、やるのなら総合格闘技一本に絞って徹底的にやると答えた。
車中で最も長く話されたのは、やはり6月に決まったK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)との“世紀の一戦”のことだ。
朝倉は「これはもうひとつの歴史が終わるね。なんかやらなかったからこそずっと盛り上がってたカードだけど、これをきっかけにどうなっていくのか。なんか燃え尽きちゃう感はあると思うんだよね。格闘技ファンが。この試合が終わったことによって、キックボクシング界において新たなストーリーが無い気はするんだよね」と言い、那須川も「そうですね。だから非常にやるかやらないかも超悩んだんですよ。言ってしまえば本当になんか自分勝手だなっていうのは思っちゃって。これをやることによって一時は凄い盛り上げるけれど、これを終わってじゃあ例えば5年とかを見た時に絶対に落ちちゃうと思うんですよ、キックボクシングというものが」と、この一戦が終わったらキックボクシングの話題性がなくなってしまうのではないかと危惧する。
そこで朝倉は「俺はこの天心vs武尊戦、結果次第だけれど2戦目やって欲しいんよね。白黒はっきりつかなかったら。そしたらストーリーで1年は盛り上がると思うんだよね。判定だったらもう1回やって欲しいと思う」と、KOで決着がつかなかった場合は再戦して欲しいと提案。那須川は「再戦とかやっても絶対に盛り上がるカードだと思うんですけれど……」と、言葉を濁した。
そして試合予想では、朝倉は「判定まで行ったら武尊選手が勝って、1Rとかで天心が決めるんじゃないかと思っているんだよね。武尊選手っていつもスロースターターじゃない。そこで精度とスピードが凄い天心の何かが入ると思うんだよね。だから俺、1R勝利を予想してるのよ」と、なんと那須川の初回KO勝利を予想しているという。
これを聞いた那須川は「パターンは3つくらい考えていて、もちろん最初から仕掛けようかなっていうのはあるんですけれど、やっぱり癖とかも相当あるし、穴があるのってどっちかと言ったら武尊選手の方があるんですよ。なのでそこを上手く突いてっていう作戦は何パターンか用意している感じですね」と、用意しているパターンのひとつは朝倉が予想した速攻勝負だと明かした。
また、終盤には朝倉が那須川vs武尊が行われる大会で「キックボクシングルールでやっても面白い」と意欲を見せ、「オープンフィンガーグローブだったら」とオープンフィンガーグローブ着用のキックボクシングルールでK-1の選手と戦っても面白いと話している。