国内の強豪たちと戦ってきた古豪タップロン。今回は若い鈴木と拳を交える
2022年のシリーズ開幕戦となる1月22日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2022 vol.1』にて、スーパーファイトのKNOCK OUT-BLACK -65.5kg契約3分3R延長1Rで、鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と対戦するタップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。約2年ぶり、現体制になってからは初の『KNOCK OUT』出場となるタップロンは、これまで名だたる日本の強豪と戦い、確実に結果を残している実力者だ。メインで王者・鈴木を相手に高い攻撃力を見せつけるか?
必ず倒すので、次はタイトルマッチをお願いします
──『KNOCK OUT』には約2年ぶり、3度目(2018年9月に健太とドロー、20年2月に鈴木真治選手に判定勝ち)の出場ですが、特に覚えていることはありますか?
「ちょっと時期が空いたのであんまり覚えてませんが、逆に今回は『KNOCK OUT』側や観客の皆さんの記憶に残るような勝ち方をしたいですね」
──今回対戦する鈴木千裕選手についての印象は?
「最近は1Rから全開で来る印象です。ただ、僕も打ち合いなら負けない自信があるので、特に警戒するということはありません」
「最近は練習でも調子がいいんですよ。この調子だとKOで勝てると思います」
──鈴木選手は『KNOCK OUT』の現役チャンピオンでもあります。勝てば王座へのチャンスも開けますが、どう思っていますか?
「必ず倒すので、次はタイトルマッチをお願いします。『KNOCK OUT』はスアレック選手も王座を保持したりと、タイ人選手にもチャンスがあるリングだと聞いています。勝つことだけが正義なので、リングで証明したいと思います」
──鈴木選手は昨年、RIZINで2試合、MMAの試合を行いましたが、見られましたか?
「見ました。よく1Rから出るなあと思いました。まあでも、ルールの違う試合なので今回の対戦には影響はないでしょうね」
──さて、タップロン選手ご自身のこともお聞きしたいと思います。来日してから何年になりますか?
「15年くらいです。今は広島でトレーナーをしながら試合に出ています」
──日本での生活も長いですが、いまだに慣れないことは何かありますか?
「もうかなり長くなったので、ほとんどのことには慣れました。このところ、コロナの影響でタイに帰れていないので、そろそろ一度帰りたいですね」
──日本食で特に好きなもの、逆に苦手なものは?
「日本食は全般好きで、特に苦手というのはないですね。最近はオクラをよく食べます」
──自分が日本に来て変わったと思う点はどこでしょう?
「キックボクシングに順応できたということですね。最初はムエタイとの微妙な違いだったり、シュートボクシングの試合にも出ていたので、ルールに少しだけ戸惑いましたが、日本での試合で自分の強さは証明できていると思います」
──確かにこれまで、多くの日本人強豪と対戦して結果を残しています。特に印象に残っている相手、「強い」と感じた相手は誰ですか?
「昨年9月の原口健飛選手との試合は皆さんも見られたと思いますが、強かったですね。でも彼から初のダウンを奪ったのは僕ですし、チャンスがあれば次は必ず倒しますよ」
──日本での試合でも常にいいコンディションを保っているように見えますが、その秘訣は?
「タイにいた時も、来日してからも、試合がない時期でも食事管理などは徹底して行っています。今41歳ですが、この年齢まで第一線にいられる一番の秘訣はそれだと思います」
──では、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「まだまだ皆さんが楽しめる試合ができるので、ここで勝って『KNOCK OUT』でも活躍できるよう、目の前の相手を倒し続けます。ハーデスワークアウトジムとタップロンを必ず覚えて帰ってください」