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【Krush】壬生狼一輝が池田幸司の挑戦を受けての初防衛戦、“流血のマドンナ”鈴木万李弥の初参戦決定

2022/01/12 19:01
【Krush】壬生狼一輝が池田幸司の挑戦を受けての初防衛戦、“流血のマドンナ”鈴木万李弥の初参戦決定

無敗街道から一転、連敗中の王者・壬生狼が池田を相手に初防衛戦

 2022年3月26日(土)東京・後楽園ホール『Krush.135』の対戦決定カードが、1月12日(水)に発表された。

 Krushバンタム級タイトルマッチとして、王者・壬生狼一輝(力道場静岡)が挑戦者に池田幸司(ReBORN経堂)を迎えて初防衛戦を行う。


 壬生狼は幼稚園から日本拳法を学び、のちにキックボクシングに転向。地元・福岡と九州の大会でキャリアを積み、高校在学中にプロデビュー。九州のキックボクシングイベント「大和」のバンタム級王座も獲得した。高校卒業時に福岡を離れ、力道場静岡に入門。ジムの2階で寝泊まりしながら練習漬けの日々を過ごす。2020年8月にKrush-EXで勝利を収めると、同年11月のK-1福岡大会で元Krushバンタム級王者・晃貴を、2021年1月のKrushでは松本日向を撃破。3月には吉岡ビギンをも破り第7代Krushバンタム級王座を獲得した。しかし、2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では決勝へ進出するも黒田斗真にKO負けで初黒星。12月の黒田との再戦では延長戦で判定負けと連敗に。戦績は12勝(2KO)2敗。

 池田は幼稚園で空手を始め、中学からは陸上部にも所属。一時は空手の練習から足が遠のき、大学入学後に「飲んだくれて遊んでいた」日々を過ごしていたが、一念発起してReBORN経堂に入門。アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビューしたが大学卒業後、一度は就職したものの、K-1ファイターの道を諦めきれずに退職。2020年10月の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント一回戦では吉岡ビギンと延長までもつれる接戦を演じた。2021年5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で黒田斗真にKO負け。8月に峯 大樹に判定勝ち、藤田和希にKO勝ちして今回の挑戦権をつかんだ。戦績は6勝(3KO)3敗。


 同じくバンタム級で松谷桐(ALONZA ABLAZE)と野田蒼(月心会チーム侍)が対戦する。

 松谷はジュニアキックで活躍し、Bigbangアマチュア-45kg王座、WBCムエタイアマチュアU18-52kg王座などを獲得。2017年10月にプロデビューすると、無敗のまま僅か6戦目でNJKFフライ級王座に就いた。そこからさらに連勝記録を伸ばしていったが、2019年7月の仲山大雅戦で初回KO負けを喫し、10戦目にしてプロ初黒星。11月にRISEで風音にも敗れて連敗を喫したが、12月のシュートボクシングで伏見和之にKO勝ちして再び勢いに乗り、その後は4連勝。ジムを移籍して9月のKrushに初参戦すると豊田優輝に判定勝ち。2戦目も峯大樹に判定勝ち。戦績は16勝(7KO)2敗。

 野田は小学1年生で月心会に入門し、6年生からはキックボクシングの練習を始める。アマチュア時代は様々な大会のタイトルを総なめにし、強豪選手として名を馳せる。2018年6月、高校1年生ながらK-1アマチュア全日本大会Aクラストーナメント(一般)で優勝。2020年にはK-1トップファイターの登竜門・K-1甲子園でも優勝を果たした。5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では1回戦で壬生狼一輝に判定2-1で惜敗。12月に橋本実生との対戦が決まっていたが、橋本がドクターストップで野田の不戦勝に。そのため、試合は約10カ月ぶりとなる。戦績は4勝3敗1分。


 スーパー・バンタム級では晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、小倉尚也(スクランブル渋谷)と対戦。

 晃貴は現K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊と同じ鳥取県出身で、鳥取時代も同じジムにいた弟分。2019年1月に第4代Krushバンタム級王座に就いた。2019年11月の2度目の防衛戦で佐々木洵樹に敗れて王座を失い、2020年からはスーパー・バンタム級に転向。2021年は2月に野田蒼にKO勝ち、5月に黒田勇斗から判定勝ちと連勝していたが、9月のK-1で金子晃大から初回KO勝ち。戦績は10勝(3KO)8敗1無効試合。

 小倉尚也(スクランブル渋谷)は2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦しているファイターで、パンチを武器に16勝(8KO)9敗2分の戦績。2020年9月、2021年1月、5月と3連勝して8月の「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に臨んだが、1回戦でダークホースの内田晶にまさかの敗退。今回が再起戦となる。


 そして、女子フライ級に注目の初参戦選手が発表された。“流血のマドンナ”こと鈴木万李弥(志村道場)が真優(月心会チーム侍)と対戦する。

 鈴木は7歳で硬式空手を始め(全国3位入賞)、2016年11月にキックボクシングでプロデビュー。2018年12月からはMMAにも挑戦する“女・二刀流”として活躍。2020年1月の試合で前十字靭帯損傷を負って3月に手術を行い、入院を経てリハビリ生活。3カ月間ニーブレスを付けたままの生活を余儀なくされていたが、リハビリ&復帰へ向けたトレーニングを経て2021年4月に執念の復帰。ホームリングのHEAにてTキックルールで村上悠佳に判定2-1で敗れるも、女子の年間ベストバウト級の試合をやってのけた。10月には同じくHEATにて中井りんと1Rがキックボクシングルール、2RがMMAルールのミックスルールで対戦している(勝敗はなし)。キックボクシング戦績8勝(3KO)5敗。

 真優は空手仕込みの蹴り技を武器に、高校生時代の2016年8月には「J-GIRLSフライ級ニューヒロイントーナメント」で優勝を飾った。K-1 JAPAN GROUPには2019年6月から参戦し、KANAと壽美に連敗を喫したが、2020年10月に小澤聡子に判定勝ちして連敗から脱出。2021年は第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメントで決勝戦へ進出したが、壽美に判定で敗れ戴冠を逃した。7月にはRANに延長戦の末に競り勝つも、12月のK-1では初参戦の☆SAHO☆に判定3-0で敗れた。戦績は7勝(1KO)5敗2分。

 待たしても初参戦の他団体で活躍した選手を迎え撃つことになった真優。“門番”の役割を果たすことが出来るか。それとも鈴木がパワフルなアグレッシブファイトでKrush女子フライ級戦線に嵐を巻き起こすか。

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