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那須川天心、引退の時期を延ばしたのは榊原CEOの“発想”が面白いと思ったから。58.0kgの契約体重は「それで勝ったらカッコいい」

2021/12/24 23:12
那須川天心、引退の時期を延ばしたのは榊原CEOの“発想”が面白いと思ったから。58.0kgの契約体重は「それで勝ったらカッコいい」

武尊との記者会見を終えて、自身のYouTubeチャンネルにて心境を語った那須川(C)那須川天心チャンネル

 RISE世界フェザー級(57.5kg)王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とK-1スーパー・フェザー級(60kg)王者の武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、2022年6月に対戦することが12月24日(金)都内にて行われた記者会見で発表された。

 記者会見後、那須川は自身のYouTubeチャンネル『那須川天心チャンネル』にインタビュー動画をアップ。会見について語った。


 まず最初に電撃発表になったことについて「榊原さんも言ってましたけれど、この記者会見の24時間くらい前まで決まってなかったんですから。最後の最後まで決まってなかったんです。それでやっと昨日決まって、今日の会見ですから」と、本当に急だったという。

 自身のInstagramにて「きっとサンタクロースってこんな気持ちなんだろうなぁ」と、クリスマスイブに何かあることを予告していたが「メリークリスマスですよ、みなさん。凄いですよね、6年越しじゃないですか。サンタさんだって年に1回来ますし、織姫と彦星だって年に1回会えますからね。6年無くてここへ来てクリスマスイブ。サンタに今年は勝ったと思うんですよ」と、ファンに大きなクリスマスプレゼントを届けられたことを喜ぶ。

 記者会見では「楽しかったですよ。いつも通り、平常。別にモードを入れてってわけではなく。世間は騒いでいると思いますけれど平常運転にしないとダメだ、浮かれていてはダメだと思っていました」と、平常心で臨んでいたとする。


 当初の2022年4月2日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『Cygames presents RISE ELDORADO 2022 ~Tenshin Nasukawa Finalmatch~』を最後に、キックボクシングを引退する予定から変えたことに関しては「やる意味をいろいろ探していて。僕はもちろん最初に対戦をやるかやらないかと言われていた時は凄く乗り気だったんですけれど、時が経ってもやれないって状況が分かって。それはもうないんだなって思っていた時もあったし。最近になってやるって話になったりとか、でも引退を発表してしまっているし、どうしたもんかなっていうのがあったんですけれど、榊原さんが『引退を延ばしてくれないか』って。その発想はスゲェなって思って。正直『うわっ、マジか』と思ったんですけれど、その発想をしてくる人って面白いなって思って。それでいろいろな方々に相談して、結果、やるってなったんです」と、榊原信行RIZIN CEOからの提案に心を動かされたと明かした。


 前日計量で58.0kg、当日計量で62.0kgという試合体重に関しては「聞いた時は、向こう寄りって言えば向こう寄りですけれど、やるしかないって感じですよ。それで勝ったらカッコいいじゃんってそれだけですよ」と思って受けたとした。

 また、会見でも言っていたが「あとはZ世代とか、ゆとりは…とか、最近の若いヤツは…とか、同じ世代の人たちが言われているのを見ると、けっこうそういうのは来るんですよ。俺は何を言われてもいいけれど、他の人が言われているとこいつらもちゃんとやっているのにこんなに言われているんだ、かわいそうにっていうのがあって。まあ、若者代表として世間とタイトルマッチしてやろうかなと。やってやるよって思って今回試合をしようと。やってやりますよ」と、若者代表として若い人間もしっかりやることをやっているんだってことを試合で見せたいと語った。

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