2021年12月26日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival』にて、SB日本スーパーフェザー級王座決定戦でSB日本フェザー級1位・手塚翔太(Sublimeguys・GONG-GYM坂戸)と対戦する前SB日本フェザー級王者・笠原友希(シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
両者はこれまでに2度対戦し、2019年4月の初対決の時は友希が1RKO勝ち。2度目の対戦となった昨年11月のSB日本フェザー級王座決定戦ではお互いにダウンを奪い合う激闘を繰り広げた末に友希が4RKO勝ちでベルトを奪取した。その後、友希は3連勝、手塚もSBで連勝しており、今回の一戦で再び王座を懸けて拳を交える。
またお互いに階級を上げて新しいベルトに挑戦できることを嬉しく思う
――今回タイトルマッチが決まりました。
「友希君とは2回やって負けていて、今回3回目の対戦になるのでタイトルマッチというよりもリベンジマッチという方が自分の中では大きいです」
――2度目の対戦の後、3度目の対戦もあると思っていました?
「そうですね。いつかやり返してやろうと思っていたのですが、自分は階級を上げてまた友希君も同じタイミングで上げるとは思っていませんでしたが(苦笑)。前回、昨年の11月のSB日本フェザー級王座決定戦ではダウンを奪い合い流れの中、僕は負けちゃったので初対戦した時よりも手応えは凄くありました。またお互いに階級を上げて新しいベルトに挑戦できることを嬉しく思います」
――その時の敗因はどう考えてますか?
「気の緩みでしょうか。ダウンを奪い合う展開の中で友希君は立て直して来て、4R目に攻めようと思っていたところにピンチになった場面があり、そこに対応できなかったことがダメだったと思います」
――その後、笠原選手は順調に勝って現在4連勝中です。最近の試合を見てどういう印象がありますか?
「前回9月のタイ人のポーン・シリラックムエタイジム戦を見たのですが、だいぶパワーが付いているのを感じました。僕もパワーが付いて適応力が付いて噛み合う展開になると思います」
――現在、手塚選手はSBで2連勝中です。SNSを見ていると今注目の選手として手塚選手の名前を挙げている人もいます。ご自身も力が付いていると感じますか?
「凄くありがたいです。試合が終わって反省点ばかりで強くなっている実感はないのですが、前回のタイトルマッチで負けたことが凄く悔しくて、その後は練習に対する姿勢を変えたことが一番大きいのかもしれません。例えば、疲れても膝に手を付かないとか、疲れたところを見せないとかを意識しています。以前は試合中にもそういうところを見せてしまう弱い面があったので修正することを意識しています」
――前回のタイトルマッチの前は志朗選手のBeWELLキックボクシングジムに出稽古に行かれていましたが、今回も行かれているのでしょうか。
「今回は志朗選手が骨折をして手術したばかりなので出稽古に行けてないのですが、今はTARGETさんのプロ練に参加させてもらっています。友希君と同じサウスポーの宮崎就斗選手なのでサウスポー対策で行くようになりましたね。TARGETにはトップ選手が多いので質の高いスパーができ、いい環境でやらせてもらえて嬉しいです」
――今回の試合ではどういう部分に注目してほしいですか。
「どこがというのは特になく、全部を見てほしいですね」
――今回“チャンピオンカーニバル“と題され、各階級のチャンピオンたちが揃い踏みしタイトルマッチが揃っています。他のカードも意識していますか?
「自分が一番盛り上がるタイトルマッチにしたいと思いますし。一番盛り上げられる試合にする自信もあります。KO決着で終わらせる自信もあるので楽しみにしていて下さい」
――タイトルを獲って来年はどういう1年にしたいですか?
「SB王者としてSBはもちろん、積極的に他団体にも出ていきたいですね。前回10月にRISEに出て負けてしまったので、絶対にやり返そうと思います。負けたままでは終われません!」
――では最後にファンにメッセージを。
「今回はたくさんタイトルマッチが組まれてますが、どのカードにも負けないような熱い試合を見せるので応援よろしくお願いします」