2021年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.33』の追加カード発表会見が17日、都内にて行われた。
“キングカズ”こと三浦知良の次男・三浦孝太(BRAVE)のMMAデビュー戦の相手が、新型コロナウイルスの入国規制により、当初予定されていたブラジル人選手から日本人に変更。最強ホストを決める地下格闘技「宴」の元軽量級王者・YUSHI(Potencial GYM)と、3分3Rの「RIZIN MMAチャレンジルール」(ヒジ打ち・サッカーボールキックあり、踏みつけ・4点ヒザ無し)で対戦する。
YUSHIはボディビル経験もあるといい、アマチュアキック8戦7勝1敗。現在はMMAファイターとして練習に励み、今回がプロMMAデビュー戦となる。
会見で19歳の三浦は、「対戦相手が入国制限で不安でしたが、こうして決まり、関係者の皆さんに感謝します。出してもらうからにはコアなファンにも一般の人にも楽しんでもらえるような試合をします」とコメント。
当初は、父カズから「格闘技を始めたことに関してはもともと応援してくれていて。ただ、大晦日にいきなり出るのは止めた方がいい。小さい団体で一から始めた方がいい」と言われたが、試合が決まった現在はサポートを受けているという。「自分から意識してやることは入場やフィニッシュ。(詳細は)言えないです。カッコよさよりもいかにフィニッシュするか、積み上げてきたものを出したい。サッカーボールキックは使いたいですけど、そんなに簡単には使えないと思うので、イメージはしておきます」と、2年前から、五輪レスラー宮田和幸代表率いるBRAVEジムで練習してきたことを試合で出したいとした。
対する33歳のYUSHIは、「今回RIZIN大みそかという大きな舞台に立たせていただくということで幸せに思います。僕らにしか見せられないものがあると思うので、見ている人たちを魅了するカッコいい姿を見せる」といきなり豪語。
「今回は一生に一度のチャンス。申し訳ないけど、孝太君には僕の踏み台になってもらって、スター不在の今大会でスターにならせてもらいます。彼にはプレッシャーはあるけど、自分には無い。彼よりもひと回り以上、生きてきていろいろなステージをやってきてる。僕が人生の厳しさみたいなものをそのステージで教えてやろうと思っています」と、話題の三浦を食うと予告した。
また、MMAデビューにして過激なルールについては、「サッカーボールキックありの試合経験は無いけど、恐れはない。それで失神させたら無茶苦茶盛り上げると思う。チャンスがあったら思いっきり蹴っ飛ばしてやろうと思う」と意気込みを語った。