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【Krush】ANIMAL☆KOJIがタイトルマッチへ向けて護摩行、アメリカ修行ではUFCミドル級ランカーとのスパーリングも

2021/12/16 13:12
 2021年12月18日(土)東京・後楽園ホール『Krush.132』のダブルメインイベント第2試合Krushクルーザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者マハムード・サッタリ(OTAジム)に挑戦するANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM/ALIVE)が公開練習を行った。  昨年からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、K-1でRUIと愛鷹亮を下して、サッタリの持つKrushクルーザー級王座への挑戦が決まったANIMAL。この大一番に向けてアメリカ・サンディエゴのスティールMMAで約1カ月間の合宿を行い、帰国後は名古屋のALIVEを中心に調整を続けている。そのANIMALが公開練習に選んだのが護摩行だ。護摩行は炎の前でお経を読む修行で、ANIMALも燃えさかる炎の前で大一番に向けて精神を整えた。  護摩行後のインタビューで「今回のタイトルマッチに向けてアメリカにも修行にいったんですけど、心身ともに、内面もしっかり“定める”という目的で護摩行をお願いしました。(護摩行をやってみて)寒気とは違うんですけど、背中にソワソワするモノがありました」と語ったANIMAL。 「僕は護摩行を通して(勝利への)揺るぎない不動の気持ち、チャンピオンになりたいという気持ち、そして周りの人たちを大切にする慈悲の気持ち……。僕もやっとK-1 JAPAN GROUPでタイトルが組まれるところまできたけど、ずっと応援してくれた人たちがいて、その人たちへの慈悲の気持ち・実感が固まりました。みんなに恩返しするには勝つしかないかなと思います」と勝利への執念はより強くなった。  アメリカ修行もANIMALにとっては大きな財産となった。ANIMALが合宿を張ったスティールMMAは立ち技(ボクシング・キックボクシング)と柔術を教えるジムで、元UFCバンタム級王者のドミニク・クルーズやGLORYで活躍するマイク・ルメールも練習に訪れるという。  特にUFCミドル級の現役ランカーでもあるショーン・スコットランドとは「倒す気持ちのぶつかり合いだった」と語るほど激しいスパーリングで、単身渡米してのトレーニングで「自分の芯を磨くことができた」と振り返る。 「今はコロナ禍で出国の時に空港に誰もいないような状態だったんです。そういう状況でも(アメリカに)行くと決めたんで、行くと決めた時点から気持ちの部分では『何が何でも次の試合は勝つ』と思って高ぶっていました。またアメリカでは、僕がK-1のクルーザー級ファイターだと言っても大きい方じゃないし、練習でもどんどんプレッシャーをかけられるわけですよ。しかも練習以外では言葉の壁もあって。そういう時に武器になるのは自分の芯の部分で、その芯をアメリカで磨くことができました。  アメリカでは本当にいろんな人と練習したんですよ。例えばショーン・スコットランド。彼はUFCのミドル級7位のファイターで、彼とのスパーリングは練習だけど練習じゃないというか。彼は僕を倒すためにわざわざ3時間かけてLAからサンディエゴまで来てたんです。そういう気持ちを持ってスパーリングしにくるわけだから、ただのスパーリングじゃないですよ。もちろん僕もサッタリ選手を倒すためにアメリカまで行ったんで、そういう気持ちのぶつかり合いをやってきました」  チャンピオンのサッタリはK-1・Krushで4戦4勝4KOと圧倒的な強さを見せている。ANIMALも「スピードもあるし、パンチの破壊力もある。K-1・Krsuhでは全勝だし、K-1・Krushでは悪かった試合がないですよね。印象としては倒す武器を持っていて、非常に面白い選手」と評価は高い。  しかし「サッタリに穴はあるか?」という質問には「ありますね。穴は全然ありますよ」と断言。「僕と彼が今まで戦ってきた選手と何が違うか? それは気持ちの強さです。僕はK-1ファイターだけじゃなくて、全格闘家のなかで気持ちはトップクラスに強いと思います。だから体がどうなろうと、Krushのベルトを獲る覚悟は決まっています。サッタリ選手はポテンシャルも高くてスキルもあるけど、しっかり覚悟しとけよと思いますね」と気持ち・覚悟の強さでサッタリを攻略するつもりだ。 「きっとサッタリ選手もイランから日本に来た時はハングリーだったと思うし、僕もアメリカに行ってみて、それが分かりました。そこについてはリスペクトもしています。正直、僕はクルーザー級では減量も全然ないです。でも格闘技、特にこの階級はそういうものじゃない。サッタリ選手も色んな修羅場をくぐって来たと思うけれど、僕も格闘技以外でも色々と揉まれてきて、修羅場をくぐって来ました。  そこに関しては、彼が強いとか特別なことは思わないので、自分がやるべきことをやるだけです。(自分のやるべきことは仕上がっている?)はい。練習の調子が良すぎて、逆に気持ちを引き締めないといけないと思うぐらいですよ。試合はある程度『やばいかも…』って気持ちも大事なので、調子が良いからこそ気を引き締めています」  Krushのベルトについて聞くと「目をつぶってベルトのことを思い浮かべるとき、最初はサッタリの顔だったんですよ。金色のなかにサッタリが浮かんできて。でも今回の試合が決まると、そこに僕の顔も浮かんでくるようになって。だから今僕のなかでベルトを思い浮かべると2人の顔なんですけど、それを僕だけの顔にしたいです」とANIMAL。 「僕は名前が“ANIMAL”なんで野性的なファイトスタイルで、野性的な男であり続けたいですね。自分が一番強いことを証明したいし、優しさをもったチャンピオンになりたいです」と理想のチャンピオン像を語った。  最後にANIMALは「ANIMAL☆KOJIです。好きなバナナは食べ物です(※最初の自己紹介で言い間違えて以来、この言い方を貫いている)。タイトルマッチになっても、僕がやることは初めてK-1に出た時と変わりません。見ている人を巻き込む最高の試合をします。みなさん期待してください」とファンにメッセージを送った。
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