【DEEP JEWELS】再起戦に臨む本野美樹「しっかり一本・KOで決めて自分の強さをアピールしたい」

　2021年12月11日（土）東京・竹芝ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 35』の前日計量が、10日（金）都内にて13：00より行われた。 　メインイベント（第11試合）のDEEP JEWELSストロー級5分2Rで対戦する、元DEEP JEWELSストロー級王者・本野美樹（AACC）は52.60kg、HIME（毛利道場）は52.55kgで計量をパス。 　計量後の本野を直撃すると「試合自体が半年ぶりで久々なので、明日が試合でワクワクしているというか楽しみですね」と、試合が待ち遠しい様子。 　前回、伊澤星花に敗れてストロー級王座を失った試合から約半年の期間が空いたが、これは「怪我もあって、その怪我の調子もよくなかったので完治は難しいんですけれど、トレーニングをして筋肉をつけて強化していました。怪我の状態を良くしてから試合に出たいと思ったので」と、怪我のためだったという。 　その半年という期間は“決め技”を作る時間でもあった。「前までは元々柔道をやっていたのでテイクダウンまでは得意だったんですけれど、テイクダウンしてからの決める技がなくて。試合で一本・KO勝ちするとなった時に得意の決め技がないとそれが出来ないので、何かひとつでも得意技を作ろうと思って練習してきました」と、得意技を磨いていたという。 「誰に教わったというよりは自分でいろいろ技を試してみて、この技がやりやすいとか、何回もやって自分でポイントがつかめるようになってきました。練習の中で決まることが増えてきたというか、決められるようになってきたというのがあります」と、練習の中では完成に近づいていると実感している。 「判定まで持ち込まずに、しっかり一本・KOで決めて自分の強さをアピールしたいと思っています」と、しっかりフィニッシュして勝ちたいと意気込む。 　その半年の間には、トレーニングパートナーであるRENAが復帰してRIZIN沖縄大会で激闘に勝利、大学の同級生で同門の大島沙緒里は同じくRIZINで浅倉カンナを破って注目を浴び、王座を奪った伊澤も大晦日のRIZINで浜崎朱加と対戦するなど活躍を見せている。 　焦りはないかと聞くと、本野は「自分も目標は変わらずRIZINに出たいんですけれど、その前にRIZINにはストロー級がないので(笑)。まずは今回しっかり試合で勝って、また身体作りからRIZINを目指して今後やっていきたいですね」と、焦らずRIZIN出場を目標にしてやっていきたいとした。 　今回は2021年のDEEP JEWELS最終戦のメインイベント。つまり“トリ”を務めることになる。「2連敗している中で、年内を締める最後の大会で、しかもメインでやらせていただけることが凄くありがたいと感じています。その期待にしっかり応えて、明日の試合で魅せたいと思います」と、本野は力強く宣言した。