MMA
ニュース

【RIZIN】朝倉海がカズ次男三浦孝太とスパーリング、その腕前は──「最初、親は反対してたけど、決まってからはお父さんに背中を押してもらっている」

2021/12/09 11:12
【RIZIN】朝倉海がカズ次男三浦孝太とスパーリング、その腕前は──「最初、親は反対してたけど、決まってからはお父さんに背中を押してもらっている」

 2021年12月31日の『Yogibo presents RIZIN.33』(さいたまスーパーアリーナ)で、MMAプロデビューする、Jリーグ横浜FCのカズ(三浦知良)の次男・三浦孝太(19歳・BRAVE GYM)が8日、朝倉海(トライフォース赤坂)らとのマススパーリングの動画を公開。大会に向けて「最初、親は反対してたんですけど、決まってからは結構お父さんに背中を押してもらったりしている」と、カズからサポートを受けていることを明かした。

 同じ大会に出場する朝倉海のYouTube「KAI Channel」で、三浦は自身が所属するBRAVE GYM代表の宮田和幸氏と3人で対談

 MMA(総合格闘技)を始めた経緯を「中学卒業までサッカーをやっていて、サッカーをやりながら休みの日に週1くらいでボクシングだけちょっと習っていました。サッカーより格闘技の方が好きだったので徐々にそっちの道に行って。ヘルニアで半年くらい練習できなかったときに観戦したRIZINで宮田さんを紹介してもらい、2年前の高校2年のとき、BRAVEに入門しました」と説明。

 このときもサッカーとのかけもちかけだったが、「格闘技をやりたい(気持ち)が上だったので宮田さんのところに、学校が終わってから通い、最初はプロを目指すまではいかない感じだったのが、高校を卒業してプロを目指そうと思いました」という。

 宮田代表から「2部練習をやった方がいい」と言われ、今は週6回で、最低でも午前と午後の2部練習は行っている。

 三浦について、宮田代表は「身体能力は意外と普通だよね。悪くはないけど、特別ここが凄いとかって無い。カズさんとも話したんだけど、カズさんも普通なんだって。めちゃめちゃ努力をしたから。急にRIZINとか言われてるけど、コツコツ頑張るタイプだから。最初は(大晦日のオファーに)嫌がってたの。結構反感とかも食らうだろうし、ただ、RIIZN側もTRIGGERとか(育成試合)も始まっているから、それの先駆けで、相手を用意するからやらせたいということで(GOを出した)」と、カズ同様に“努力の人”と評する。

 三浦も「最初、親は反対してたんですけど、決まってから凄く自分のメンタルとかを落ち着かせるようになるべく言ってくれているので、結構お父さんに背中を押してもらったりすると“お父さんが言ってんだから大丈夫だな”っていうモチベーションになっています」と、当初は反対していた両親からアドバイスを受けるなどサポートが支えになっているという。

 対戦相手については榊原信行CEOが「ブラジル人」と明かしており、「お父さんがブラジルでプロとしてスタートして、自分も今回の相手がブラジル人なんで、なんか思うところはちょっとありますね」と表情を引き締めた(※後日、入国不可能が決定。YUSHIとの対戦に)。通常体重が68~69kgで、今回はフェザー級(66kg)で戦うという。

 対談後は朝倉海と、11月のVTJで宇野薫を撃破した原口央の2人とマススパーリング。175cmのオーソドックス構えから、朝倉の右ストレートを左にダッキング、打ち終わりに果敢に右を合わせに行くなど、ボクシングベースの目の良さを披露した。また、原口を相手に、長いリーチからワンツーの右ショートアッパーを繰り出すなど、シャープな打撃を見せている。

 一方で、朝倉のジャブ&ロー、左ミドルで詰められるなど、蹴りの対処、そして今回は非公開のグラップリングの動きは未知数。シドニー五輪代表の宮田氏のもとで、どんなMMAを構築していくか。

 スパーを終えた朝倉は、「打撃が上手い。綺麗でリーチが長い」と評価。一方で、「もうちょっと遠い位置で当てられるといい。性格が出ているのか、すごく攻撃が素直なんで、来るタイミングが分かりやすくリズムが掴みやすい。もうちょっと蹴りからパンチに繋げて上下に散らすとか、フェイントとかあるといいかもしれないですね」と、ブラジル人相手にマリーシアも必要と説いた。

 その上で、大晦日にともに出場する朝倉は、三浦の挑戦について、「僕は全然、いいと思う。実力もそうだけど、やっぱり話題性とか求心力が格闘技の興行って大事なので、孝太くんの活躍次第では、ほんとうに格闘技をたくさんの人に知ってもらえるチャンスだと思う。プレッシャーをかけるようなんですけど(笑)。やっぱり頑張っている姿を見せることが大事。1日2部練をやるのは大変なこと。それをリングの上で出せたら、そういう(反対)意見って関係なくなるから、もう思いっ切り頑張ってほしいですね」とエールを送った。

 父カズからも「好きなことをやってくれ」と背中を押されたという三浦は、朝倉の言葉に「最初ちょっと緊張してたんですけど、やるしかないなって」と覚悟を見せると、朝倉も「楽しみですね、大晦日、ここで勝ったら一気に爆発すると思うので、一緒に大晦日盛り上げましょう」と激励した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.334
2024年9月21日発売
UFCデビューの朝倉海をビリー&エリーHCと共にインタビュー。またUFC6連勝で1位ロイヴァルと戦う平良達郎、DJの引退インタビュー、期待のプロスペクト、格闘技の新しいミカタを特集!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント