2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ』の一夜明け会見が、5日(日)に行われた。
第15試合のスーパーファイトK-1スーパー・ライト級3分3R延長1Rで、不可思(クロスポイント吉祥寺)を判定3-0(29-28×2、30-28)で破った林健太(FLYSKY GYM)が出席。前夜の試合を振り返った。
「一夜明けて、今まで戦った中で試合中に一番気合いを感じました。思ったよりフィジカル差も感じてしまいましたので課題だらけですけれど、勝てたことを喜びたいです」
試合前は落ち着いて戦うことをテーマに掲げていたが、「落ち着き過ぎたっていうか、逆ですね。もっと落ち着いて戦おうと思ってたんです。やけど、凄いガンガン来るから、やらないといけないとって、ちょっとこっちがアップアップになってしまって。もっと落ち着いて冷静に戦えたら良かったなって思ったんですけど、いつもパンチしか出来ない自分が少し蹴りも出てきて、ちょっとずつ成長は出来ているのかなと思って、そこはポジティブに捉えてます。でも、課題まみれでしたね。勝てたのは嬉しかったですけれど」と、思うようにはいかなかったという。
その課題とは「自分も蹴って相手を嫌がらせることが出来るんやっていう収穫はあったんですけれど、自分が思ったのはフィジカル差ですね。まだスーパー・ライトの体ではないなと。だからと言って落とすことはないです。このままの階級で戦っていくんですけれど、体から一から作り直してホンマに世界チャンピオン目指して頑張ります」とのこと。
リングサイドでは、元同門の先輩でK-1スーパー・ライト級王者の山崎秀晃がリングサイドで見ていて声援を送っていたが、「秀さんの声はめっちゃ聞こえました。結構セコンドの声と秀さんの声とを聞いたことを出して、試合が上手くいったというのはあります」と、助けになったという。
その山崎に挑戦することが今の林にとって大きな目標。それについて林は「不可思選手は秀さんと戦ったことがあるので、自分が不可思選手と戦って。俺は判定やったからとかはないですけれど(山崎は不可思に初回KOで勝っている)、まだ世界チャンピオンの秀さんとは差があるなと痛感したので、2022年はフィジカルからやり直してもっともっとレベルアップして、絶対に世界チャンピオンになると決めて頑張ります」と、完全に勝てる状態を作って挑みたいとした。