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2021年12月3日(日本時間4日)、翌日に控えた「UFC Fight Night: Font vs. Aldo」の前日計量が行われた。
計量当日には、Bellatorでバンタム級王座戦としてセルジオ・ペティスと堀口恭司が対戦し、ペティスが4R KOで初防衛に成功しているが、この両者と対戦したファイターが、翌日のUFC APEX大会に出場する。
今回のUFCのメインイベントで行われるバンタム級(5分5R)戦では、4位のロブ・フォント(米国)と、5位のジョゼ・アルド(ブラジル)が対戦。UFC4連勝中のフォントは134ポンド(60.78kg)、2連勝中のアルドは136ポンド(61.69kg)で計量をパスしている。
フォントはセルジオ・ペティスを最後に破った選手。2018年12月に当時フライ級2位だったペティスがバンタム級10位だったフォントと対戦し、フォントが判定勝ちしている。このペティス戦以降、フォントはテイクダウンからの立ち上がりも強化し、得意の打撃で勝負。リッキー・シモン、マルロン・モラエス、コディ・ガーブラントにも勝利し、4連勝で今回のアルド戦を迎える。MMA19勝4敗。
対するアルドは、アレクサンダー・ヴォルカノフスキー、マルロン・モラエス、ピョートル・ヤンと強豪相手に3連敗も、その後は強豪のマルロン・ヴェラとペドロ・ムニョスにいずれも判定勝ち。MMA戦績30勝7敗で長く上位戦線で戦っている。
また、プレリムでは、フライ級(5分3R)でマネル・ケイプ(ポルトガル)とジャルガス・ジュマグロフ(カザフスタン)が対戦する。
ケイプは、元RIZINバンタム級王者。2017年の大晦日に堀口恭司に肩固めで一本負けしたケイプだが、2019年の大晦日に朝倉海を2R TKOに下し、RIZINのベルトを巻いている。
朝倉戦後、フライ級に階級を落としてUFC参戦。2021年2月にアレッシャンドリ・パントージャに判定3-0負け、3月にはマテウス・ニコラウにスプリット判定で敗れるも、2021年8月にオデー・オズボーンに右跳びヒザ蹴りからのパウンドで1R KO勝ち。体重超過だったがオクタゴン初勝利を挙げている。
現在、練習の拠点とするラスベガスのUFC APEXで戦うケイプは、今回の計量を125.5ポンド(56.93kg)でパスしている。
対するジャルガス・ジュマグロフ(カザフスタン)もケイプと同じくUFC1勝2敗。「Fight Nights Global」で元UFCのアリ・バガウティノフにスプリット判定勝ちでオクタゴン入りを決めたジュマグロフは、2020年7月のオクタゴンデビュー戦でハウリアン・パイヴァに判定負け。2021年1月にはアミール・アルバジにも判定負けを喫したが、7月の前戦では、コンテンダーシリーズからUFC入りも3連敗中だったジェロム・リヴェラにスタンディングギロチンで一本勝ちしている。計量はケイプと同じ125.5ポンド(56.93kg)でパスした。
ケイプはすでに次回契約の更改を済ませていることを発表しており、ジュマグロフ相手に連続フィニッシュ決着を見せることができるか。
試合は、日本時間12月5日(日)朝8時30分(予定)にスタートするプレリムがUFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルでライブ配信されるほか、UFC FIGHT PASSではプレリムを含め、12時開始予定のメインカードもライブ配信される。
なお、プレリムに予定されていたジャレッド・バンデラ対アザマト・ムルザカノフのヘビー級戦は、バンデラがメディカルチェックをクリアできず中止となっている。