2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の前日計量&記者会見が、3日(金)府内にて13:00より行われた。
第16試合のK-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・椿原龍矢(月心会チーム侍)は57.25kg、挑戦者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)は57.45kgでそれぞれ計量をパス。
続いて行われた会見で軍司は「明日やっと来たかって感じと、みんなが予想しているのは逃げられるんじゃないかと思われているので明日はしっかり捕まえて倒そうかなと思っています」と、椿原が得意とするアウトボクシングをしても逃がさないと言い放つ。迎え撃つ椿原は「必死こいて練習してきたので明日の試合が楽しみです」と、練習の成果を見せたいとした。
計量を終えて現在のコンディションを聞かれると、軍司は「いつも通りというか過去一番いい状態かなと感じましたね」、椿原は「いいも悪いもない、めちゃめちゃ普通な感じですが、まだ食べたいものを食べてないので今から食べに行こうと思っています」と、両者とも調子は良さそう。
両者はアマチュアで1勝1敗、プロで1勝1敗と過去の戦績は完全なイーブン。この試合が決着戦になることについて、軍司は「ここでまた判定決着、微妙に勝ったとしても周りから言われるだろうし、6回目があるかもしれないので、しっかりここで差をつけて倒して勝てば文句ないと思うので、しっかり倒そうかなと思っています」、椿原は「しっかり倒して6回目はもう椿原とは戦えへんなって思ってもらえるような試合をします」と、6回目の対決はない完全決着をつけたいと意気込む。
ベルトへの想いを聞かれた軍司は「初期から見ていたので、K-1のベルトは格闘技をやり始めてからずっと欲しかったベルトなのでしっかり明日勝ってベルトを巻きたい」と念願のベルトを巻きたいとし、椿原は「3月にベルトを獲れてから9カ月ずっと一緒におるんですけれども、部屋でも一緒におるし外に出歩く時もけっこう一緒におるので、ベルトも僕から離れたくないと思うので、今回もしっかり勝ってベルトが僕の元へ帰ってくるようにしようかなと思います」と、このベルトは手放さないと話した。
外出する時もベルトと一緒にいるとはどういうことかと聞かれた椿原は「あいさつ回りもさせていただきますし、それこそ友だちにもベルトを自慢しに回っているので。せっかく自慢してずっと一緒におるベルトがなくなってしまったら僕も悲しいし、ベルトは強いヤツの元におると思うので、明日もしっかり勝ってこのベルトと一緒におろうかなと思っています」と、まさに“ベルトは友だち”と言わんばかりに、絶対に軍司には渡さないとの決意を語った。