2022年1月9日(日)東京・ニューピアホール『NO KICK NO LIFE』の追加対戦カードが発表された。今大会は昼の第1部(13:00開始)と夜の第2部(17:00開始)の2部制で行われる。
第1部の対戦カードとして、WPMF&IBFムエタイ世界フライ級王者・石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)とKNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者・花岡竜(橋本道場)の激突が決定。52.5kg契約3分5R。
石井はジュニアキック出身で、アマチュアでは14冠王を達成。タイを主戦場に6連続KO勝利を飾り、2017年2月にはTrue4Uフライ級タイトルを高校生で獲得。2017年6月からは『KNOCK OUT』に参戦し、2018年12月、トーナメントを制してKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座に就いた。WPMF世界フライ級王座、IBFムエタイ世界フライ級王座、BOMスーパーフライ級王座も保持し、那須川天心に対して“西の神童”と呼ばれている。
今年2月の『NO KICK NO LIFE』では麗也を判定3-0で破り、4月の『BOM』ではサンチャイを三日月蹴りでKO。そのキャリアのほとんどをムエタイルールで戦ってきたが、7月に『RISE』参戦。「DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」に出場したが、1回戦で大崎一貴に敗れた。11月のBOMでは小嶋・Nor Nakusinを判定に破り、再起を果たしている。戦績は34勝(17KO)11敗2分。
対する花岡はアマチュアで28冠王を達成し、122勝20敗15分という驚異的な戦績を引っ提げて2019年春に中学卒業後すぐにプロデビュー。2020年8月の『INNOVATION』でフライ級王座認定戦を行い、勝利して無敗のまま王座に就いた。今年2月の『NO KICK NO LIFE』で吉成士門に惜敗してプロ初黒星を喫したが、5月のKNOCK OUTでは四冠王の松崎公則に2RでTKO勝ち、7月の同大会では那須川天心や鈴木真彦らと対戦したウィサンレックからも勝利を収め、9月のトーナメントで空龍と濱田巧を破り初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座に就いた。KNOCK OUTの11月大会では元REBELS-REDスーパーフライ級王者の老沼隆斗を初回KO。“平成最後の怪物”と呼ばれている。戦績は11勝(4KO)1敗1分。
共にジュニア時代から磨き上げたテクニックに加えて倒す技を持っており、新春早々見逃せないビッグファイトの実現となった。
また、同じく第1部でWMC日本フライ級王者・石井寿来(ウォーワンチャイプロモーション)vsイノベーションスーパーバンタム級8位・平松弥(岡山ジム)の51kg契約3分3Rも決定。
石井は石井一成の甥っ子で、ジュニアキック出身。ジュニア時代から本場タイでも試合を重ね、4月24日のNJKF岡山大会ではNJKFフライ級2位・優心から勝利を収めたが、6月の『SUK WAN KINGTHONG』では細田昇吾に判定2-0で敗れた。7月の『BOM』で天馬とのWMC日本フライ級王者決定戦でダウン応酬の末に判定勝ちし、王座に就いた。
平松は7月大会のオープニングファイトで義由亜JSK(治政館)とドローとなった岡山ジム期待の選手。