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【KNOCK OUT】48歳にして24歳からダウンを奪って勝利の小磯哲史、秘訣は“才能”「50歳までには一発で倒せるパワーとテクニックを身に着けます」

2021/11/30 23:11
 2021年11月28日(日)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT 2021 vol.6』の一夜明け会見が、29日(月)都内にて行われた。  第1試合のKNOCK OUT-REDスーパーライト級3分3R延長1Rで、庄司啓馬(TEAM TEPPEN)からダウンを奪っての判定3-0(29-28×3)で勝利した小磯哲史(TESSAI GYM)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。  小磯は自身が代表を務めるテッサイジムを率いながら現役で戦う会長ファイター。1999年プロデビューのベテランで48歳。2017年1月に蹴拳ムエタイ・スーパーフェザー級王座、2019年10月にはJ-NETWORKライト級王座を獲得。2018年8月には『REBELS』で才賀紀左衛門とも対戦している。戦績は17勝(6KO)28敗5分。  ちょうど半分の年齢である24歳の庄司から勝利を収めて見せた小磯だが、会見では「自分としては謝罪会見のつもりで来ました。誰よりもアツい試合をしようと思ってアグレッシブに行くと約束したのに、最後は悔しい気持ちが大きくてすいませんって感じです。次こそ期待して欲しいです」と頭を下げる。 「ダウンを取って1Rのポイントをとってラクにはなったけれど、(KNOCK OUT)デビュー戦だったのであがちゃったのか何なのか、堅くなっちゃって。自分で舞い上がっちゃった感じです」と、落ち着いた精神状態ではなかったと言い、「次は大人の試合ができるように頑張りたいです」とした。  今後については「第2戦目をぜひ組んでいただければ、今度こそ大暴れして一番会場を沸かせたい。来年も使ってもらいたいと思っています」と鼻息荒く継続参戦を希望。  会見に同席した宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「今回節目の50戦目で勝って。-65kgのRED(ヒジ打ちあり)が空位。当然そこの有力選手の一人になってくると思います。小路選手も初めてヒジありでやって、TEPPEN GYMからREDにチャレンジしてみたいとのことで、小路選手も次があると思います。小磯選手は49歳、50歳…どこまでいけるかのチャレンジ。48歳であれだけ動けるのは普段の練習のたまものだと思います。来年も年下との試合になると思いますがファンに魅せて欲しいですね」と、ぜひタイトルに絡む選手になって欲しいと期待をかけた。  そんな小磯に、48歳になっても強くなれる秘訣は何かと聞くと「日常的に練習することです、あとは“才能”ですね、若くして勝ち上がるのも才能だけど、40後半でも伸びるのも才能のひとつだと思います。僕にその才能があるのだと思います」と答える。  何歳まで、または何戦までやりたいとの目標があるのかとの問いには「尊敬するマイク・タイソンが54歳で復帰したので、まだいけると思っています。今回は倒せなかったので、50歳までに倒せる力を身に着けようと改めて思いました。50になっても倒せる力を身に着けたいと思います」と高らかに宣言。  そして「昨日は不甲斐ない試合をしてしまいました。今日は謝罪会見のつもりで来ました。申し訳ありませんでした。次は盛り上げるし、50歳までには一発で倒せるパワーとテクニックを身に着けるので今後もよろしくお願いします」と語った。
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