2021年11月28日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.6』の前日計量&記者会見が、27日(土)都内にて正午より行われた。
第3試合のKNOCK OUT-REDライト級3分3R延長1Rで対戦する、元WPMF日本スーパーライト級王者・潘隆成(=ぱん・りゅうそん/クロスポイント吉祥寺)と古村匡平(FURUMURA-GYM)は共に62.4kgで計量をパス。
続いての会見で古村は「明日は年内最後の試合を組んでいただいたので、しっかりKOで締めてKNOCK OUTを盛り上げたい」と盛り上げ宣言、潘は「明日は今年最後のKNOCK OUTなのでREDルール(ヒジ打ちあり)面白いぞってところをアピールして勝って、ライト級のベルトに近づきたい」と来年につなげたいと意気込む。
どういう勝ち方をしたいかと聞かれると、古村は「潘選手とは1回しか試合をしたくないので、もうしたくないと思うようなKOで出来れば終わりたいが、倒したくもないのもあるので複雑。明日に委ねます」と、どうやら複雑な心境の様子。潘は「勝ち方にはこだわってないというか、どの局面になっても勝てるように練習してきたのでそこをしっかり出したい。古村選手も強いのでタフな試合になると思いますが、泥試合になっても僕が勝てるように練習してきました」と、どんな局面になっても勝てるとした。
古村は潘のことが人間的にも好きで倒したくない、再戦もしたくないとの心境のようだが、と聞かれた潘は「僕も争い事は好きな方じゃないので、そう言ってくれるのは嬉しい。僕も対戦はしたくないですが、それは無しにしてお互いアツい気持ちを持っているし、目標も一緒なのでそこを見て欲しい」と、その感情は抜きにして戦いたいと話した。
改めて互いの印象を聞かれると、古村は「カッコいいですね。単純に顔がカッコいい。身長も羨ましい。羨ましいところを全部持っているので、明日は勝たないと全部持っていかれるので勝ちたい。再戦は無しです」と、全て羨ましいという。だからこそ勝利は譲れないとする。
それに対して潘は「初めて生で見たんですが、身体がしっかり仕上がっているし、いい練習してきたんだろうなと楽しみになってきました。でも明日は僕が勝って全部持っていきたい」と、もちろん勝利も譲らないと言い返した。
そして、最後に古村は「明日は年内最後のKNOCK OUTなので、KOで倒してファンに覚えてもらえるようにしたい。あと来年タイトルマッチをやりたいので大きく近付けるようにアピールする」とタイトル戦へ向けて一歩近づきたいとし、潘は「KNOCK OUTには初めて参戦するので、フレッシュな気持ちがあるので明日は思い切りインパクトを与えられる試合をしたいと思います」と、同じく自分をアピールしたいと語った。